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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
これでもかこれでもかと追い込まれる刑事の主人公と明らかになる事件のハチャメチャなトリック。西村京太郎本もそうだけど、このような今まで全く読まなかったものをあえて読むと知らないところで存在していた世界を垣間見る感じ。
伊坂幸太郎のエッセイに取り上げられていたので、読みました。 吉敷竹史シリーズの前の作品は読んでいます。 別れた妻・通子(みちこ)に何か異変が? 5年ぶりに電話があったが、遠慮がちに切れてしまった。 かって忙しさに紛れて、全くほったらかしだったことを後悔しているのだったが… 今、放っては置けないと決意。 警視庁捜査一課の吉敷は、上野駅へ。 発車直後の「ゆうづる九号」の窓辺でこちらを... 続きを読む »
前半のトラベルミステリーと後半の力技本格とのギャップが笑える。超自然に合理的解決が与えるのは「さすが」と思わせるが、物理的に可能だとはとても思えない。
別れた妻からの電話にただならぬものを感じた吉敷は、彼女を見送りに上野駅へ。発車する電車の中で元妻の姿を見かけたが、翌日、見送った彼女の服装そのままの死体が発見されたとの連絡を受け――!? 吉敷シリーズ第3弾。 こ、これは・・・島田荘司ファンとしての愛を試されているのか? と思ってしまった作品だった(笑)。 前2作ではスマートで決して感情的にならなかった吉敷刑事が、この3作目にして、愛... 続きを読む »
再読。
島田荘司と言えば大胆な機械トリックですが、冷製に考えると無茶なトリックを力業で読ませるのはさすが。
通子さんはほんと不幸体質だなあ
ミステリー好きの知人に勧められて読んだ。誰にも気付かれることなく出入りすることが不可能なアパートで起きた密室殺人事件の謎解きがメイン。義経の伝説などを絡めたミステリーで、一体これをどうやって解決するんだ…と気になり最後まで一気に読んだ。トリックには思わず木下大サーカスかよ!と突っ込みを入れてしまった。アクロバティックすぎだろ…。しかし解説によると、アクロバティックなトリックがこの人の特徴なので、そこを批判する奴はまだまだわかってないぜ、ということだ。すいません…。他の作品も読んでみたいと思います。
自分的には島田作品の中でも5本の指に入るほど好きです。 加納通子への愛を、北海道の原野を駆けまわるハードボイルドばりの、熱をおびた文体が吉敷の心情をよく表していて、がんばれ!急いで!…と、読むたびにハラハラドキドキさせられます。 そして何といっても、御手洗シリーズを思わせる手の込んだ大がかりなトリック。 冒頭にマンションをふくめた見取り図が載ってるので、これはいかにも何かあると思ったらヤッパ... 続きを読む »
吉敷刑事のものは、「社会派」のイメージがあるが初期の本作はそうではない。
「御手洗」もののような、奇抜なトリックものではある。
もっとも、本作で初登場となった加納通子のことを考えれば、一種の現代の社会を捉えているのかもしれない。
社会派の吉敷シリーズです。
御手洗シリーズとは作風がガラリと違います。
殺人犯として追われる別れた妻の通子の容疑を晴らす為、刑事の吉敷が満身創痍になりながらも奮闘するのですが、酉つ九はそんな吉敷に感動してしまいました。
吉敷の通子を想う気持ちが凄いです。
深い愛ですね。
体がボロボロになりながらも通子への愛だけで動いている吉敷はかっこ良いです。
トリックがものすごく豪快で大掛かりです。
ちょっとありえなくないかと思ってしまいましたが、酉つ九の神である島田氏が考えたものですから許せます。
初めて吉敷竹史シリーズを読んだ。島田作品は御手洗シリーズしか読んだことなかったので、こんなものも書いてるんだ~!と幅の広さにびっくり!大胆でアクロバティックなトリック、ハードボイルドな立ち回り、丁寧な感情のすれ違いの描写、いろんな意味で他に類を見ない作品。(『そんな無茶な』ということは置いといて!)
一世を風靡した島田荘司氏も、知らない人が増えてきたかもしれない。
しかし、若い世代には、綾辻行人氏や有栖川有栖氏の師匠であると言えば、読みたくなりません?
『御手洗潔』が探偵を務めるシリーズと『吉敷竹史』が刑事のシリーズが主なのだが、とにかく、超絶不可能犯罪を書かせたら、島田氏の右に出るものはない。
そして、『吉敷竹史』シリーズには、人間ドラマが深く絡んで、ミステリーには珍しい感動がある。
『北の夕鶴2/3の殺人』も、妻を思う刑事の生き方に対する美学が、胸を打つ。
もちろん、怪談めいた不可能犯罪にも驚愕。
お勧めの一冊である。
刑事・吉敷竹史モノ。殺人犯として追われる別れた妻・加納通子の容疑を晴らすため、吉敷がボロボロになりながら奮闘する。島田作品では御手洗潔とこの吉敷竹史が2大シリーズ。奇想天外なトリックにエキセントリックな名探偵を配した御手洗シリーズに対し、吉敷シリーズは社会派の刑事物。私は、ミステリは「謎はすべて解けた!」みたいなスカッ感を楽しみたいので、社会派ミステリはあまり好きじゃない。だからこの吉敷シリーズは手に取るつもりがなかったんですね。でも、この「北の夕鶴」から「羽衣伝説の記憶」「飛鳥のガラスの靴」「涙流れるままに」とあともう1作(ネタバレになるので題名は伏せます)が、吉敷と通子の愛がテーマになったシリーズ中シリーズだと聞いたので、これを時系列で追ってみることにしました。この「北の夕鶴」は笑っちゃうような壮大なトリックが御手洗的で面白かったです。「あり得ないって」と突っ込んじゃいました。
吉敷刑事シリーズ。吉敷の別れた妻、通子が殺人事件の容疑者に。通子の無実を確信する吉敷は満身創痍の状態で事件の謎を解く。物語の根底には元夫婦の愛があり、そして今回の吉敷は肉体的にもボロボロで、苦しいほど追い詰められ臨場感たっぷりでした。
島田荘司の作品をはじめて読んだ作品が、この作品であるということと、この作品を読んだことで、島田作品にはまっていくきっかけになったということで、大好きな作品です。 正直なところ、よくあるトラベルミステリだろう、くらいに思っていたのですが、予想は見事に裏切られて、プロローグの部分から、物語に一気に引き込まれてしまい、こんなにおもしろいミステリがあったのか、と思いながらページを繰りました。 一言でい... 続きを読む »

刑事の吉敷のもとに、別れた元妻・通子から突然電話がかかってくる。どうやら様子がおかしい。そして翌日、通子の乗っていた列車から、女性の死体が見つかる。
その後、通子の住む北海道まで追いかけて行くのだが...





