- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334709204
作品紹介・あらすじ
薄明の小樽港に女の漂流死体。取材旅行の途次、死体を発見した名探偵浅見光彦と、偶然事件に巻きこまれたOL津田麻衣子は独自の調査を開始した。さらに被害者の妹も不審な自殺。二つの死体には黒揚羽蝶が残されていた。蝶の謎を追い、浅見と麻衣子は信州・安曇野を訪れるが、そこには…?旅情と本格推理の見事な融合。
感想・レビュー・書評
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お馴染み、万年33歳、ルポライターの浅見光彦様が
小樽で起きた、殺人事件の犯人を、持ち前の鋭い観察力で、特定する。が、今回も、警察に突き出す事はせずに、犯人の自殺という結果を導き出す。
小樽港に、女性の漂流死体を発見した、浅見光彦。
被害者は、姉の嫁ぎ先の姉だという関係から、津田麻衣子と、二人で、捜査を始める。
初版が、平成元年4月というから、33年前という事になる。
という事は、浅見光彦様は、2022年の今年は、66歳の老齢。
どんな、素敵な男性になっているかなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小樽を舞台に、謎の黒揚羽蝶か。本当に謎が多いですな。
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薄明の小樽港に女の漂流死体。取材旅行の途中、死体を発見した名探偵・浅見光彦と、偶然事件に巻き込まれたOL津田麻衣子は、二人で独自の捜査を始めた。さらに被害者の妹も不審な自殺。姉妹二人の死体には、黒揚羽蝶が添えられていた。
蝶の謎を追い、浅見は麻衣子とともに信州・安曇野を訪れたが…。 -
浅見光彦の公式第8事件
公式第1事件の「後鳥羽伝説殺人事件」にレビュー -
読了。
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これは、、、悲しい話だった。(T_T)
読んでいて、浅見が無遠慮にどんどん真相に詰め寄ろうとするその行動が、今回は物凄く無神経に映った。
それこそ今回のヒロイン「麻衣子」と同じく、「これ以上私達の大事な部分に踏み入らないで!」というような気持ちだった。
犯人は、物語序盤でだいたい予測がついた。
・・・が、あまりにも悲劇を背負ったその人に、私も「真相を突き詰めるべきじゃないんでは・・・」とどうしても思ってしまう。
ラストで浅見が「浅見は、麻衣子のために何かをしてやることが、この事件を玩んだ自分に課せられた贖罪の道だ、と思った」という部分に私は大いに頷き、「当然だ!」と思った。
そんなわけでこの話は凄く、後味が悪い。気分が悪いというか、暗くなる(--;。
たまたま事件に関わり、自らの探究心に従い解明してしまった浅見が、残酷な「裁きの神」みたいに思えて。 -
小樽がいっぱい出てくるかなーと思いきや、そうでもありませんでした。
そして、なんとなくですが、いつもの浅見さんっぽくなかったような…