海軍こぼれ話 (光文社文庫 あ 15-1)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334712303

感想・レビュー・書評

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  • 特攻が続いたので気晴らしに、と読み始めたらこれがすごく面白い!
    耳に痛いものもあり……この世代からしたら、我々戦後世代は一億総ゆとり教育なんじゃないかと思う。

    古き良き海軍……これらいいものが今の時代では許されないのではないかというゆるさ。
    現代は自分たちで自分たちの首を絞め、生きにくい世の中を作っているのかなと思った次第。

    それから物書きのくだり(笑)
    たくさんページを書いたけど、10分の1の量で書ける……一億総書きますわよ時代にはもう肩身が狭いのなんの。

    しかしこういう人間臭いのいいなぁ。
    もっといろいろな人に読んでもらいたい。

  • 2017.10.9
    やや海軍善玉論か。古き良きネイビー時代の話。リベラルで、自由な雰囲気、現実的でユーモア残る組織。高木惣吉は印象に残る。そして、それを知っていた天ちゃん。

  • 帝大文学部から海軍予備学生として出征。洒落ッ気あるエッセイ。

  • 龍角散艦隊で噴いた。是非とも見てみたい。

    巻末の幕の引きかたがすばらしい。

  • これも「へ〜〜!」って言う内容で、面白かったんですね。
    海軍の裏の一面が垣間見れます。
    阿川弘之さんが執筆してるんで、買った物です。

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著者プロフィール

阿川弘之
一九二〇年(大正九)広島市に生まれる。四二年(昭和一七)九月、東京帝国大学文学部国文科を繰り上げ卒業。兵科予備学生として海軍に入隊し、海軍大尉として中国の漢口にて終戦を迎えた。四六年復員。小説家、評論家。主な作品に『春の城』(読売文学賞)、『雲の墓標』、『山本五十六』(新潮社文学賞)、『米内光政』、『井上成美』(日本文学大賞)、『志賀直哉』(毎日出版文化賞、野間文芸賞)、『食味風々録』(読売文学賞)、『南蛮阿房列車』など。九五年(平成七)『高松宮日記』(全八巻)の編纂校訂に携わる。七八年、第三五回日本芸術院賞恩賜賞受賞。九三年、文化功労者に顕彰される。九九年、文化勲章受章。二〇〇七年、菊池寛賞受賞。日本芸術院会員。二〇一五年(平成二七)没。

「2023年 『海軍こぼれ話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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