- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334712938
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
表題を含む短編集。
『緑色の死』は、緑の野菜が全く食べられない者の語り。緑色がだめになったその理由。
『都市の声』は、都会で住む姉弟の話。行く先々の公衆電話から監視され、電話がかかってくるというストーカーに狙われている姉。
『発狂する重役』は、会社ビルで発狂してしまった重役の話。これは吉敷刑事が飲み屋で奇妙な話として語った話。
『展望塔の殺人』は、展望塔で殺されてしまった女。そこにいたのは限られた人だけ。誰が殺したのか、なぜ殺したのか、吉敷刑事が謎を解きます。
『死聴率』は、ドラマの視聴率を上げるため、見たことのない視聴率を計測する機械の設置家庭を求め、最後には視聴率のために殺人を計画するという話。確かに視聴率とは何なのかと現代でも思います。
『D坂の密室殺人』は、向かいの家で死んでいた紳士の謎。紳士のいた密室とその隣に住んでいた狂人の話。
どれも時代背景は少し古いかな。 -
ちょっと変でちょっと気持ち悪い感じの短編集。
-
「死聴率」の最後が良かった。
-
短編集。
少しだけ吉敷が登場。
長編で御手洗か吉敷ものが読みたい気分の時に読んでしまったためか、ちょっと物足らない気持ちになってしまいました。 -
エロ絡み多くね? マイベストは「都市の声」
-
2007年4月2日購入
2007年4月4日初読 -
6編の短編集。吉敷シリーズとあったけど、吉敷刑事が出てくるのは2編だけ。好きなのは『発狂する重役』。表題作に期待してたのだけど、凄いトリックとかではなかったのがちょっとがっかり。犯人側の気持ちが何かわかったので理由もすぐ判ってしまって意外性がなかった・・・。
-
「都市」の持つ恐怖をテーマにした短編集。