学問ノススメ 自立編 (光文社文庫 し 6-12)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334716417

作品紹介・あらすじ

津吹淳一、20歳。覚悟の上の二浪とはいえ、弟が先に大学生になってしまった。おまけに入試方式に変更があり、志望校(国立)は私大並みの激戦が予想される。無気力状態の淳一は、予備校にも行かず妖しげなビデオにうつつをぬかす日々…。そんな時、同じく浪人の君原理紗と知り合い、いつしか二人は…。に続いて、奇才が綴った青春物語。完結編。

感想・レビュー・書評

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  • 人間は立ち直れる❗大丈夫‼️

  • 大学受験の時に初めて読んだのを、ひさびさに何度目かの再読。今から見ると、予備校全盛で、いくら何でも甘すぎないかその受験生活とか、いくら途中で浪人やめたからって浪人生羨ましがるロックバンドのボーカルいないだろうとか、やりたいことなくても一つでも上の偏差値の大学目指すとか時代だなと思ったり。基本とがったところもなくいい子な主人公に、癖のある同級生たちとの青春グラフィティ。最後の最後、投げたしそうなところで思いを受け止めるシーンが心に残る。

  •  二浪に突入した淳一の物語第三弾。 夏頃に精神力が途切れて受験勉強を続けることができなくなってしまうのですが、大学を諦めなければならないのか?と読みながら心配してました。 彼が私にとってごく普通の感覚の持ち主であることが感情移入できた理由だと思います。 たぶん今、ベストセラーになるような本にはついていけないので。あっ、でも清水さんの本が古臭いってわけでは決してないですから!

  • ウチの職場でロケしてました。4/28から朝日放送でドラマ放映!

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著者プロフィール

1947年愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。1981年『昭和御前試合』でデビュー。1986年『蕎麦ときしめん』が話題となり、独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、名古屋文化の神髄紹介とユーモアあふれる作風により第62回中日文化賞受賞。『永遠のジャック&ベティ』『金鯱の夢』『虚構市立不条理中学校』『朦朧戦記』等著書多数。また西原理恵子との共著として『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』『いやでも楽しめる算数』『はじめてわかる国語』などがある。

「2021年 『MONEY 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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