犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)

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著者 : 東野圭吾
  • 光文社 (1994年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334718268

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東野 圭吾
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犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 初めて買った東野圭吾さんの短編集がこれでした。
    だからどのお話も印象に残っています。中でも特に
    「小さな故意の物語」と「踊り子」が好きです。

    小さな故意の物語は、タイトルが好きです。お洒落な感じ。
    モテる女の子も大変なんですね。

    踊り子のラストは衝撃的。孝志くんが真相を知らないままでいる
    ことを祈るばかりです……。

    まさにどの作品も『犯人のいない殺人の夜』なのです。

  • 短編集。
    いずれも終わりは爽やかではないが、とにかくサクサク読めた。
    小さな故意の物語、さよならコーチが印象的な作品でした。

  • 踊り子が切ない。知らずに人を傷つける。

  • 短編集。
    殺人なわけじゃないものの謎解きも有り。
    不思議〜と思うもの多し。

  • 短編集。話によっては、やるせない気持ちになる。故意ではない、悪意ない殺人。切ない。

  • 【あらすじ】
    親友が死んだ。枯れ葉のように校舎の屋上からひらひら落ちて。刑事たちが自殺の可能性を考えていることは俺にもわかった。しかし…。高校を舞台にした好短編「小さな故意の物語」。犯人がいないのに殺人があった。でも犯人はいる…。さまざまな欲望が交錯した一夜の殺人事件を描いた表題作。人間心理のドラマと、ミステリーの醍醐味を味わう傑作七編。

    【感想】

  • この前までドラマになってた作品なので読んでみた。小さな故意の物語がドラマの方が面白かったきがする。
    それ以外は本の方が楽しかった

  •  単に、事件が起こって探偵役がそれを謎解きする、ていうスタイルでなく、実は事件が起きていたとか、そこに殺意があったとか、そんな感じのお話で、ちょっとしたどんでん返しもあるし、読み応えがあった。

     思ったより古い作品ばっかで、そうと知ったのが読み終わった後だったから、ビックリした。
     古さを感じなかった。

  • 1985年から88年までの東野さんの短編集。この頃は東野さんはこういう作風だったんですね。今とは違う。印象に残ったのは「踊り子」と「さよならコーチ」。「踊り子」は夜の体育館で新体操の練習に励む女子に恋する男の子の話だけど、その男の子の行動が皮肉な結果になるのが哀しい。「さよならコーチ」は死んだ女性の性格や行動、死に方が怖かった。さらさらと読める面白い本でした。

  • 沢山の殺意が出てくるので、ちょっと心が暗くなってしまいました。
    とても読みすくて良いのですが、楽しい気持ちにはなれませんでした。

  • 東野圭吾の1985年~1988年に発表された、7つのミステリー短編。

  • 東野圭吾作品は大抵好きですしそれぞれの短編が書かれた
    80年代の空気と言うのは個人的にとても好きなのですが
    (携帯とか出てこなくてアナクロな感じが特に)
    珍しくどの作品も全然心に響きませんでした。

    タイトルにもなっている「犯人のいない殺人の夜」に関しては
    トリックは最後理解したつもりなのですが
    どうにも納得がいかずあまり上手いと思えませんでした。
    家庭教師が殺されたのに翌日から別の家庭教師が来ます?普通?
    皆で隠蔽工作をしているのに他人は入れないですよね。。。
    というところが引っかかってもやもやしました。
    視点や場面の展開なんかはとても面白いのですが。

    他の作品も全く悪意の無い中学生が憧れの彼女を結果的に
    自殺に追い込んだり女の子のちょっとしたいたずらが
    男の子を殺してしまったりといった軽薄な動機というか
    きっかけがあまりにも救いが無くてあまり楽しめなかったのだと思います。

  • 面白いですよ。
    時間潰しに買ったけど読んじゃったから、と友人から譲られた、私にとっては最初に読んだ東野圭吾作品。
    これが面白かったから、他の東野圭吾も読んでみようと思えた。

    全く個別の短編集。
    私は表題になっている最初の話が一番楽しめた。登場人物が途中で入れ替わってることに全く気づかなかったし、この手のトリック(どのくらい常套なのか知らないけど)初めてだったのでかなりなインパクトだった。

  • 一日寝込んでたので、一気読み。
    東野圭吾はほとんど呼んだこと無かったが、
    いや、面白い(^ ^ 人気あるのもむべなるかな(^ ^

    割と軽めに読める短編集。
    ま、ミステリだけに毎回人死にがあるので、
    軽く読めるも何も失礼かもしれませんが(^ ^;

    文章は読みやすいし、設定にも無理が無い...
    とまでは言えんが、まぁあり得るのかな、と(^ ^;
    さらに短編の中に、あれもこれもと仕掛けをしてきて、
    しかもなお「意外な結末」まで用意されているとは(^ ^;

    エンタテインメント文学としては、120点では(^ ^
    「売れ線なんて」と食わず嫌いしていたが、
    東野追いかけてみようかな、と(^ ^;

  • 東野圭吾公式ガイドでの作者の自作解説を見ると、本短編集は初期のものがほとんどで、短編の書き方がよくわからず、いろいろなことを試しながら書いた時期の作品を集めたものとのことであり、読んでみると確かにそういった感じがした。
    「踊り子」と「犯人のいない殺人の夜」が良かった。

    「小さな故意の物語」
    学校の屋上から転落した友人の死の謎を探る話。最後にひねりがあるものの、やや物足りない真相。事件の背景にある微妙な女心が印象的。

    「闇の中の二人」
    読み進めていくうちに犯人の見当はつくが、その背景にある事実と動機が意外。
    「闇の中の二人」とは誰のことか。最後の一文が印象深い。

    「踊り子」
    塾の帰りにふと目撃した、新体操を踊る女の子に魅せられた少年の話。
    その女の子がやがて姿を見せなくなり、少年の家庭教師がその謎を探ると、もの悲しくも意外な事実が判明する。

    「エンドレス・ナイト」
    刑事の臭覚で事件を解決する話。
    主人公の女性の大阪嫌いが印象的であり、隣接県に住む私にはその心情が良くわかる。

    「白い凶器」
    所々に挿入されている二人の会話が誰と誰の会話なのかと思って読み進めていくと……。
    動機が何とも意外であり、この動機に関する事実は初耳だった。
    「白い凶器」というタイトルが動機を示しているのが面白い。

    「さよならコーチ」
    犯人はあるものを利用して殺人を行うが、逆に利用されていることが後でわかる。

    「犯人のいない殺人の夜」
    この作品は確かにトリッキーだ。理解力に乏しい私は、初読では最後まで読んでも、「あれ?どういうこと?」と理解できず、最後の方を読み返して、ようやく理解できた。<夜>と<今>を交互に描いたり、<夜>の視点となる人物を変えたりして、読者を欺いているところが巧妙。由紀子の写真、ドウダンツツジ、チューインガムといった小道具が、真相解明につながっている点も面白い。

  • 親友が死んだ。枯れ葉のように校舎の屋上からひらひら落ちて。刑事たちが自殺の可能性を考えていることは俺にもわかった。しかし…。高校を舞台にした好短編「小さな故意の物語」。犯人がいないのに殺人があった。でも犯人はいる…。さまざまな欲望が交錯した一夜の殺人事件を描いた表題作。人間心理のドラマと、ミステリーの醍醐味を味わう傑作七編。

  • 以下の7編の短編から成る本作。
     小さな故意の物語
     闇の中の二人
     踊り子
     エンドレス・ナイト
     白い凶器
     さよならコーチ
     犯人のいない殺人の夜

    状況や境遇、殺す側・殺される側の意図や心理、故意と偶然。
    運が仕立てた殺人。運命が犯した殺人。犯人・被害者の意図が巧みに利用された殺人。
    様々な要素が絡み合いながら、「殺人」に対する明確な意図や動機が存在しない、あるいは、第三者からはその意図や動機が存在しないように見えてしまう、7つの殺人事件が描かれた七編。

    短編ということもあり、物語のエッセンスに自ずとフォーカスしてしまうが故に、それぞれの作品のなかに巧みに仕掛けられた東野氏ならではのミステリーに読者の意識が集中し、そのミステリーがより一層輝くといった印象。

    大仕掛けな舞台設計や事細かな設定を要とする技巧的なトリックは、良作には必ずしも必要のないことを教えてくれる傑作です。
    その意味では、良作ミステリーの定義の幅を広げてくれるこの一冊。

    ワタクシ的には、本作に含まれている叙述トリックの巧みさに、ある種の感動すら覚えました。

    秋の夜長に最適な一冊かと^^

  • ミステリ短編集。
    やはり長編のほうが好み。
    さらっと読めていいのだけれど。東野圭吾の本はがっつりと読みたい。
    でけど「笑」シリーズは別であのシリーズはショートだからこそ良い。

  • 短編だから読みやすかった。だけど読みごたえはあり!^^b
    悲しいと思ったり、悔しいと思ったり、寂しいと思ったり。

  • 短編の中では好きな方です。文書的にはどんでん返しを狙ってる感じがしました。

  • 東野圭吾の短編集。長編も読み応えがあるが、こういった短編集のほうが、かえってわかりやすく、逆にわかりにくいモノは、考えさせられるので面白い。

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犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)の作品紹介

親友が死んだ。枯れ葉のように校舎の屋上からひらひら落ちて。刑事たちが自殺の可能性を考えていることは俺にもわかった。しかし…。高校を舞台にした好短編「小さな故意の物語」。犯人がいないのに殺人があった。でも犯人はいる…。さまざまな欲望が交錯した一夜の殺人事件を描いた表題作。人間心理のドラマと、ミステリーの醍醐味を味わう傑作七編。

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