- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334721213
感想・レビュー・書評
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短編集。
作者の主義主張がかなり透けて見える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ノン・シリーズの中編を三編収録。いずれも著者らしい「奇抜な着想」が魅力的で、一体どんな解決になるのか、つい先が気になってしまいます。
トリックというよりもストーリーテリングの妙で巧く纏めている印象です。ミステリーとしてはやや物足りない感じがしますが、物語自体はとても面白かったです。
ベストは【ドアX】。ぐにゃりとした世界が徐々に整っていくさまが好きです。 -
話の先がなかなか読めないミステリ短編集。謎解き以前に、物語がどう展開していくのかがまるで予想外。どこまでも騙されてます。
お気に入りは「首都高速の亡霊」。倒叙ものなのだけれど、普通の倒叙じゃない! どこがどう繋がっていくのか、間抜けなことにほとんど最後まで読みきれていませんでした。当然、驚かされましたよ。そして皮肉なラストも個人的に大好きです。 -
『ドアX』歌野晶午の『葉桜の季節に君を想うということ』に似てるね(笑)「Xのドア」のオチは良かった(笑) 『首都高速の亡霊』2つの物語から構成されていて面白かった(笑) 『天国からの銃弾』目が光る自由の女神から息子の死。真相は若干唐突な気もする(笑)でも面白かった(笑)
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中編集とでも言うべきか、しかしなかなか濃い話が入っている。長編は時間が取れない、なんて人におすすめ。