帝都探偵物語 1 (光文社文庫 あ 35-1)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334734473

感想・レビュー・書評

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  • 初読みの作家さん。プロローグで心を鷲掴み☆石膏に塗り固められた死体…と思いきや生きてて歩く!そして拳銃など通用しない怪物!江戸川乱歩を彷彿とするような☆ただ真ん中辺りは特に、大正末期の時代設定でなくても良くない⁇って感じで個人的にはダレました。中盤以降、新たな怪物の蘇生や夥しい憲兵、ムカつく敵役の大尉、悲しくも美しい兄と妹…などなどで、昭和の天地茂主演の江戸川乱歩ドラマのようで一気読みでした☆でも途中途中の挿絵がちょっとf^_^;もっと、いかにも江戸川乱歩調のほうが好きかなー。

  • 東京を帝都とよんでいた時代が舞台ですよ。大正ろうまん♪
    主人公は嫌なことは後回し、洋行帰りの青年探偵。
    探偵事務所の住人はべらんめぇ口調の美少年スリと美人お嬢様秘書。
    そこへやってきた可憐な女学生が依頼したのは、陸軍医の大物である父親の所業をつきとめること。
    その頃街では奇怪な事件が勃発していた。
    石膏人形が、歩いた……しかも銃弾をうけても歩き続けた!?
    や、面白かったですよ。
    美人秘書はライフルふりまわしてロールスロイス暴走させるし。
    続きも早速お取り寄せしようっと♪

    解説 / 田中 芳樹
    カバーイラスト・挿画 / 鈴木 雅久
    カバーデザイン / パークデザインオフィス

  • この時代のものは読んでいて引き込まれる。
    ただ、話の流れはありきたり。

  • 帝都で起こる怪奇事件、それに立ち向かう探偵、依頼者の美少女。
    お約束の上にお約束。娯楽小説ですね。もうちょっと懐古調だと嬉しいな…
    展開もラストも読めるのが難ですが、読みやすい。

  • 普段はダメダメなのにいざというときはしっかりしてて頼れる人。
    が、好きな私にはツボだったよ(苦笑)。
    大正が舞台なのだけれど、それが逆に面白いんです。大正浪漫溢れまくり。
    しかもラストはいつもホロリとさせられるんだよなあ…!

  • 題名が・・・・・・!

  • 【解説】 田中芳樹

  • スピード感あふれる探偵小説アクション。レトロな感じが、はまってます。マッドサイエンティストもいるし、ヒロインは可憐、悪役は極悪。よかったです。

  • 明治や大正という時代は、歴史と言うほど古くもなく、かといって新しいわけではない。つまり、今日の延長線上として感じられるけれども、摩訶不思議なことが起こっても違和感は感じにくいということだ。ただの機械が魔法のように感じられ、その延長線上に本当に魔法が存在しても許されるのではないかという気すらしてしまう。そして、帝都探偵物語はその時代の不安定感を見事に使った活劇なのである。まさに活劇。ワクワクとドキドキ。フランケンシュタインの物語に大の大人が一喜一憂できた時代の物語の現代語訳版のように楽しい。シリーズはまだ続く。読書の楽しみが自分を待っているという確信は、まことに心地よい。

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著者プロフィール

1961年、東京都生まれ。立教大学卒業後、ドイツに留学。帰国後、大学講師として教鞭をとるかたわら、1998年に『魔大陸の鷹』でデビュー。その面白さに、田中芳樹氏、荒俣宏氏らがお墨付きを与えた。近著に『氷海のウラヌス』『書物審問』『天皇の代理人(エージェント)』などがある。

「2013年 『書物奏鳴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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