流離 吉原裏同心 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334734626

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。
    はじめて佐伯泰英さんの時代劇小説を読みました。気になっていたので読んで良かったです。
    江戸時代のことが良く分かります。
    ちなみに、スマホのアプリで「大江戸今昔めぐり」というのがありまして江戸時代の江戸の町並みが詳しく分ります。このアプリを見ながら小説を読みました。江戸の町がイメージできてとても理解しやすかったです。(このアプリはとても楽しいです。江戸時代に興味ある人なら、ずっと見ていられると思いますよ^_^)

  • 年上の幼なじみの人妻と駆け落ちして、日本中を転々とした揚げ句、お江戸は吉原の裏用心棒として身を落ち着けた主人公と、俳句をよくして才気煥発な才女が、遊廓を舞台にして活躍するというシリーズ物の第1巻。最初の展開が非常にバタバタしていて、なかなかすっきり主人公たちに思い入れにくい面はあるし、あっさり死んじゃう弟くんも可哀想なのだが、今後の展開には期待が持てそうな気配がある。

  • 2023年9月3日
    逃亡の身は心が静まらない。
    幹次郎に剣の腕があって良かった。
    汀女に俳句や文学の素養があって良かった。
    体面大事、名誉毀損には極刑断絶というひりひりする世の中に身を置くのは本当に辛い。
    裏同心の職につけて本当に良かった。

  • 吉原の話が新鮮。

  • ドラマを観てから原作を読み始めたが、より深く書かれているので想像以上に面白かった
    吉原の文化に興味があったのでちょっと知ることが出来て嬉しい

  • 吉原裏同心(一)

    主人公が強いのが良いです!
    時々句が登場するのですが、一番好きな句はこれでした。

    初雪を 白無垢に着て 永久(とわ)の旅

  • 追手に追われながら、吉原で悪を懲らしめる裏同心の話。裏同心に任命されるまでが長かったが、その分、幾多の苦労が感じられてリアリティがあった。

  • 10月-3。3.5点。
    借金のカタに嫁いだ汀女と、駆け落ちした幹次郎。
    10年の逃亡生活の果て、吉原へ。
    裏同心となり、汀女は俳句を教えながら情報収集。
    着眼がなかなか面白い。
    次作も期待。

  • 佐伯先生の作品で
    ついに古着屋総兵衛以外に手を出した…
    もうタイトルから既に面白そう!!と
    期待してしまう、吉原裏同心。
    最初読み進めがすごく正直苦痛だった…前振りというか
    主人公の幹次郎と幼なじみの人妻汀女の馴れ初めというか
    この2人がどういう流れで吉原に辿り着いたのか?!みたいな。
    まぁ、中盤以降から急に物語は加速したわけで
    こんな一気に短編を読んでるような気持ちになったのもまた不思議な感じ。
    追っ手もいるし、吉原ならではのいろんな事件とか盛りだくさん!
    シリーズ作品なのでしばらく暇しなさそう。

  • ドラマの話が多かったので読みやすかったし面白かった。
    幹どのはドラマの小出恵介さんより姉様に頼ってるというか甘えてる感じだったけど(笑
    ドラマも好きだし原作もよかった。
    ドラマ続編があるといいな。
    本は20まであるみたいだからこれも1か月1冊のペースで読めればと思ってる。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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