天使などいない (光文社文庫 な 26-1)

著者 :
  • 光文社
3.44
  • (6)
  • (26)
  • (42)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 142
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334735036

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 毒のある短編集を読みたくてこの本を選ぶ。「別れてほしい」は毒があっていい。人のモノを欲しがる友人、彼を取られた主人公、可哀想と思いきや全然違ったという話。あとは「マリーゴールド」が印象に残った。幸せそうな家族を遠くから眺めるのがストレス解消の主人公。その行動が誤解されて生み出す悲劇。幸せかそうでないかは当事者しか、わからないよね。

  • 名前のとおりですよ、おもしろい

  • 再読。
    最初の「別れてほしい」は面白かったけど、他はわりと普通のミステリー。

    2012.6.3
    女性心理と王道ミステリーが組み合わさった短編集。
    「別れてほしい」「プレゼント」が面白かった。

  • 大どんでん返し狙いの短編集じゃなかった。 だから良かった。 いろんな事情を抱えた女の人たちの話。 凄い事件はないが面白く読み終えた。

  • わたしのものを欲しがる幼馴染の沙貴。彼女にかかれば恋人まで奪われてしまう。こんなことになると分かっていたら…最後に明かされる真実とは。「別れてほしい」

  • 9つの物語が収められています。

    どれも女性の怖さみたいなものが描かれています。
    でも私的には「別れてほしい」がスカっとしました(怖)
    私の周りに沙貴のような女性は(幸いにも?)いないのですが人から聞く話の中には沙貴のような女性は登場します。
    すっごく嫌がられるタイプですね。
    私の周りにいないので実際いたらどうするか…想像しにくいのですが
    (多分、つきあってないと思うけど)もしいたら、私も美紀子のようにしたい。
    結果的には最悪な事態だったけど。そこまでいかず、こらしめる程度には。
    女って怖い。 私もそんな女ですが。

  • いつも他人のものばかり欲しがる幼なじみに悩まされ続けたOLが、最後に打った手は・・・?恋にも仕事にも疲れ果てた女性が、地下鉄で見かけた華やかなビジネスウーマンの後をつけ、見てしまった"素顔"とは・・・?天使なんかじゃない、等身大の女性たちが、ふとしたことから事件に巻き込まれ、意外な人間性の断面をのぞかせる。

  • 短編集。どれも小さなドンデン返しがあって面白い。

  • レターはよかった

    別れてほしいは怖い

  • してやったりっ!ニヤリ♪となったあとにくる
    大どんでん返しに、女は怖いね~と思いました(笑)

    「やな女」はどちらなのかわからないぐらいに
    同じ女として、怖かったです。

    たおやかに、したたかに、
    目的をもって美しくきれいでありたいと思います。

全28件中 1 - 10件を表示

永井するみの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×