- Amazon.co.jp ・本 (665ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334735524
感想・レビュー・書評
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2024/3/31 読了
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「何者」金ぴかな明智小五郎は満島ひかり主演ドラマで先に見てしまっていたので…オチが分かっちゃってたな…
「黄金仮面」まさかのアルセーヌ・ルパン来日。そして明智小五郎と対決。そ、そんな……。
「江川蘭子」乱歩に横溝に夢野久作…錚々たるメンバーのリレー小説の先駆け。乱歩好みの猟奇的大悪女誕生の瞬間…って感じなのかしらん…。
「白髪鬼」今回の怪物・怪人枠。異国情緒ありつつ、怖いな~~…。 -
明智シリーズはもちろん読んでいて楽しいのだけど、何者のような本格ミステリも好き。
D坂や屋根裏の散歩者のようでお気に入り。
江川蘭子はぜひ最後まで読んでみたい。横溝正史と夢野久作が合作参加しているなんて読みたくて仕方ない。どこかで読めないかな?
白髪鬼はオマージュというかリスペクト作品として、うまく昇華したものだと思う。
乱歩作品は闇に蠢くが一番好きだけど、白髪鬼は肩を並べるほどお気に入り。 -
「何者」。いわゆる本格ミステリ。意外なことに乱歩作品ではこの手の作品は少ないようだ。今読むと割と既視感を覚える真相ではあるのだが、発表当時はどうだったのだろう。
「黄金仮面」。驚いた。まさか明智の相手にXXXをもってくるとは・・・。正直、XXXってこんなキャラクターだったっけ?と思えるところがあったり、筋立てについてもちょっと無理があるような気もするのだが、それでもアクションあり知恵比べありの、大衆向け娯楽小説の王道をゆく作品であることに異論はない。
「江川蘭子」。複数の作家によるリレー共作の1本目。さすがにこの部分だけでは作品として評価のしようがない。派手目な女性を主人公にしたのは後に続く作家への配慮か。
「白髪鬼」。ミステリというよりホラー。「黄金仮面」よりこっちの方が乱歩らしい気持ち悪さがあって面白かった。っていうか割と傑作の部類に入ってもいいんじゃないかという気もするのだが、表題作でないのは海外作品のリライトだからだろうか。 -
『黄金仮面』は犯人の正体にびっくり。
話の筋自体はまぁ…そんなに…という感じなんだけどでも面白く読めた。
『何者』は個人的には結構好き。赤井が良い。
『白髪鬼』はところどころ巌窟王を思い出した。ヴェンデッタは読んでないのでわからないけど…。まぁ面白いんだけど、やっぱり巌窟王を先に読んじゃってたりするとどうしても比べてしまって…。
『江川蘭子』はリレー小説の一部。内容は…ちょっと忘れてしまった。 -
『江川蘭子』のみ読んだ。
江戸川乱歩をはじめとした、当時の名だたる作家たちによる合作らしいけど、ここでは江戸川乱歩が書いた第1作目のみ収録されてます。タイトルも自身のペンネームをもじったものらしい。
短いですが、蘭子の妖しい魅力に魅了されます!こういうの大好き。そのうち続きも読もうっと。 -
「白髪鬼」成る程、乱歩翻案でもこれは面白いな、先に平井呈一訳のヴェンデッタ読んでたからかな。にしても姦夫の殺し方ダメだろっていうか、原作じゃ合法的な殺し方だったのにこっちではただの殺人でしかないのがなんとも。正当防衛とかなんとか出来なかったのかね。お陰で逮捕される羽目になってるし。「不義の子を埋めた」って辺りからして巌窟王からの換骨奪胎が見られる。「黄金仮面」ルパンもちゃんと読み込んでる様で、ルパンが人殺しである事を指摘している。それを知らずに人殺してないとかルパンに言わせる西村京太郎はアホ。
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見返し
収録作品
何者
黄金仮面
江川蘭子
白髪鬼 -
「黄金仮面」では明智小五郎がアルセーヌ・ルパンと対決。
それほど面白くなかったが、コナンVSルパン三世よりはしっかり対決していた。