見番: 吉原裏同心 3 長編時代小説 (光文社文庫 さ 18-9 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334736255

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。
    天明6年、吉原を巡る大きな陰謀が・・・
    吉原を守るために神守幹次郎、四郎兵衛らが奔走します。
    汀女を助け出せ幹次郎

  • 花を売る遊女と、芸を売る芸者たちの、吉原内部の対立を描いた1冊。設定の面白さに引き込まれ、楽しく読んでいるうちに自然に吉原通にもなれるという、お得なシリーズ。1冊に詰め込まれたたくさんの事件のなかに、ラブラブな姉さまがさらわれるというお決まりのお話もあったりして、いかにもナンなんだけど、面白ければいいじゃないか。

  • 当時の吉原に通う人達の様子やしきたりなどが詳しく書かれているので興味深く読むことができます。
    本シリーズを読み始めてから界隈の散策をしてみたけれど、神社などは存在するものの風情が残っているとは言い難いのが残念でした。

  • 吉原会所にとっても、汀女にとっても危機的状況に陥ったが、幹次郎の活躍で乗り切り、平穏な日常が戻った。

  • ラストで

  • 11月-3。3.5点。
    吉原裏同心第三弾。
    吉原で芸人を扱う、見番の大黒屋。勢力を強め、
    会所の敵に。
    幹二朗夫婦にも危機が。
    シリーズものとして、安定してきた。

  • 吉原裏同心も3巻目読破。
    今回は汀女のいい女っぷりが発揮したなと。
    ケチで金貸しな針子が殺された事件があり
    その後平和が訪れるかなと思っていたつかの間、
    命を狙われる頭取の四郎兵衛さん。
    で、同時に時の将軍
    徳川家治が亡くなり世の中喪に服す…もちろん吉原も。
    幹次郎の戦いっぷりももちろん、今回は一橋家も出てきて
    吉原の今後いかに?!みたいなのもありで
    読み応え充分。

  • 時代はちょうど田沼意次が失脚した直後。
    将軍が替わり、それまで田沼の庇護のもとに裏では自治してきた吉原も新たなる庇護者を模索。
    きれいな政治では吉原にとっては都合が悪いのか。お金で動く世界の方が、吉原を動かすには楽なんだと。
    作中ではなかなか爽やかな主人公だったり、やり手で吉原のためにと動く人々は読み手としては気持ちのいい話なのだけれど、やはりそういう世界なのだなぁと思いました。

  • 吉原裏同心シリーズを全部読破
    ラストが1~3巻というのはお約束

  • シリーズ3作目。

    “田沼意次の失脚後、吉原が生き残るために次に誰の庇護を受けるか見極める=次の権力者を見抜く”という大きな話と、「お針」殺しという吉原の中の事件が次第に結びついていく展開は見事。

    江戸時代の言葉にも慣れてきて、楽しく読めた。
    ただ、剣術シーンにはいまだに慣れません…。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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