天空への回廊 (光文社文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (662ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334737115

感想・レビュー・書評

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  • 長いよ。ダラダラと長い。ほぼ外人しか出てこないし、スケールめちゃデカくしようとしてるのは理解するけど、登場人物に全く感情移入出来ないし、ロマンスらしき物もあるけどほんの淡くしか描かれないし、作家の自己満足のみな一冊だった… ラストの主人公の動きにはおいおいまだやるのかよ、って感じで若干読むとこあったけど、やはりトータルでは微妙な駄作だと思う。夢枕獏が解説で褒めてたけど意見が合わない。

  • ストーリーのスケールの大きさ、そして山岳小説であり、国際謀略小説であり、サスペンス小説でもある、662頁を読み終えて、読書の醍醐味と、楽しみを味わった。
    読み進むにつれ、登場人物たちと、あたかも一緒にヒマラヤにいるかのような臨場感を満喫(8000メートルを超すヒマラヤでは、実際の過酷な状況に、素人はその場にいることすらできないだろうが)。
    作者は、その頂に立ったことがあるのだろうか、とにかく作者の筆力、想像力には、感服の一冊。

  • 外国の人の名前ばかりでしかも場面が著しく変わるので頭がこんがらがりながらも全ての場面が切迫しているので息つくヒマもなく、そして途中で読むのを中断するのも惜しいぐらい引き込まれる。
    最近山岳の本に興味が出て購入したが、最初にこんな緊迫した内容のを読むと他の本がちゃっちくなりそうでこわい。

  • 面白かった。
    枝葉の話が少し多いし筋立てが突飛過ぎるのでその分説得力を失い全体に話が長くなった。
    ヒマラヤ登山は無謀とも言える冒険だと分かった。それで主人公を不死身にしているが、まぁお話だからね。

  • エベレスト山頂近くに人工衛星が墜落、雪崩に巻き込まれた登山家の中で助かった日本人真木。ネタバレしないよう後は触れない。荒唐無稽だが最高峰の山に登ることを感じさせる一冊。

  • 2014/1/25 Amazonより届く。
    2018/10/1〜10/9

    2年ぶりの笹本作品。
    エヴェレスト山頂付近に墜落した人工衛星に積載されていたあってはならない兵器の回収を、巻き込まれる形で請け負うことになった真木郷司。いくつもの陣営の思惑が絡み合う中、無事回収に成功するのか。登攀シーンの描写が素晴らしい。やはり8000mの世界はすごいな。

  • ド直球のアクション山岳小説。
    登場人物死にすぎでしょ。
    でもって都合良すぎな展開。
    そこそこ面白いんだけど長くて、途中ダレる。

    ラストもここで終わりなのなの?ってかんじで
    もっとハッピーな気分にさせて欲しかったなぁ。

  • 感動必至の冒険サスペンス。
    8000メートルを超えた高所での舞台設定が米軍の兵力を無効にしてます。デルタフォースですら高度には勝てない。
    最も神に近づいた場所でくだされる神の裁きの前では何人たりともひれ伏さねばならないというか。人間と大自然との関係など、生きることの意味を改めて考えさせられるものでした。
    山岳小説はやっぱり熱くなります。
    ハリウッドとかで映像化できないだろうかと期待しますが。

  • ご都合主義。奇跡の天丼、天丼、また天丼。

  • 2016 6 22

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著者プロフィール

1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。出版社勤務を経て、2001年『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。ミステリーをはじめ警察小説、山岳小説の名手として絶大な人気を誇る。主な著書に『ソロ』『K2 復活のソロ』(祥伝社文庫)他。21年逝去。

「2023年 『希望の峰 マカル―西壁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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