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みんなの感想・レビュー・書評
実業家・加瀬恭治郎が、焼死体で発見された。刺殺された上に、部屋に火をつけられたのだ。6年前には、加瀬の妻が殺され、未解決となっていた。ふたつの事件は繋がっているのか!?死体の傍らに落ちていた鍵、焼け跡から見つかった「もう一本のナイフ」...バラバラに見えた手がかりがひとつに収束するとき、驚愕の真相が―。名探偵・南美希風の鮮やかな推理。
南美希風の中編。
今回の謎は大技ということもなく、解決に大ジャンプもない印象。
エピソードにちょっと無理矢理感を感じるのも残念。
実業家・加瀬恭治郎が、焼死体で発見された。刺殺された上に、部屋に火をつけられたのだ。6年前には、加瀬の妻が殺され、未解決となっていた。ふたつの事件は繋がっているのか!? 死体の傍らに落ちていた鍵、焼け跡から見つかった「もう一本のナイフ」……バラバラに見えた手がかりがひとつに収束するとき、驚愕の真相が――。名探偵・南美希風の鮮やかな推理!
量も中身も案外シンプル。決してちゃちだというわけではないけれど、「……そんな簡単なことだったのか」と後になれば思ってしまう。にもかかわらずまったく見抜けなかったのは、次々繰り出されるロジックの波に翻弄されたからに他なりません。でも翻弄されながらもあーでもないこーでもないと思考をめぐらせるのが、ミステリ読みの楽しみなんだよなあ。
動機面はさすがに予想外。この「心理的アリバイ」はかなり見事。これは「シンプル」とは言えんぞ。
分量はかなり少ないが、それだけに密度が高く感じられた。
柄刀一といえばトリックの印象が強いが、今回はそれとロジックがうまく融合している感じ。
中盤、いくつもの伏線を回収しつつ繰り広げられるディスカッションによって、事件の様相がはっきりしてくるところなど、読み応えがある。
トリックもロジックも、意外性まで詰め込んだ一品。
典型的なフーダニット系の推理小説。この人の文は比較的読みやすいのでオススメ。『長編本格推理』とかいうキャッチコピーが付いてるけど、『暗黒館の殺人』の後に読んだから短編にしか思えない…。

スタンダードなミステリィ。
トリック自体はすぐに思いつくが、どこまで理詰めで考えられるか。ちゃんとフーダニットにまで持って行ってこその名推理、というわけですね。
しかし柄刀にしては珍しく、常識的な...





