成吉思汗の秘密 新装版 (光文社文庫)

著者 : 高木彬光

• 光文社 (2005年4月12日発売)

感想・レビュー・書評

[yonemyさんの感想 · 2021年1月24日]

結構楽しめた。本当にそうだったら面白いな〜と夢を見させてくれた。オチの付け方が上手い。

[maa0511さんの感想 · 2013年3月25日]

「吉成りて水干を思う」この解釈が感動的。
私としては加筆されたという最終章こそが本編だった。

[attakaさんの感想 · 2012年10月25日]

源義経と成吉思汗を同一人物とみなし、それを証明していく歴史ミステリ。結論ありきの推理が続くが、思考の過程、理屈付けようとする努力は面白い。そうだったら夢があるな、という話。

[クーコさんの感想 · 2022年4月9日]

源義経と成吉思汗が一人二役だったのでは、と推理して行く異色推理。
義経もジンギスカンも詳しくないけど、分かり易く要所要所が説明されているので歴史としても面白かった。

[highriverさんの感想 · 2022年3月18日]

安楽椅子探偵に歴史を加えた秀作。いまだに妻は義経＝ジンギスカン説を信じている。

[すーさんさんの感想 · 2022年3月14日]

読む気がしない。例えで出てくる話が全然ついていけず、鎌倉の唱歌のところで断念。源義経と静御前について知識つけます

[永遠の5才！さんの感想 · 2021年7月25日]

40年振りの再読

[hmurogaさんの感想 · 2021年7月23日]

2021/07/23読了

[pokoritさんの感想 · 2020年8月5日]

虫垂炎による手術のため入院した名探偵神津恭介は、無聊を慰めるため、成吉思汗の謎に挑む。果たして源義経が成吉思汗になったという伝説に信憑性はあるのか。ベッドに在るまま800年の昔に思いを馳せ、一人二役のトリックが成立し得るかどうかを推理する。

[bakさんの感想 · 2015年1月15日]

歴史ミステリの超有名作。源義経=成吉思汗説を天才神津恭介が解き明かす。

時期や地域も広大で隙間が多く無理気味のところもあるがなるほどなと思うことがたくさんある。

天才神津が証明していく時点で結末はわかってしまうしテレビの特集を見ていたのが悔やまれるが、読んで損はない。

著者プロフィール

1920年9月25日、青森県生まれ。本名・誠一。京都帝国大学工学部冶金科卒業。48年、失業中に書いた「刺青殺人事件」が江戸川乱歩の推薦で出版され作家デビューし、「能面殺人事件」（49-50）で第3回探偵作家クラブ賞長編賞
を受賞する。79年に脳梗塞で倒れるが過酷なリハビリ生活を経て再起、「仮面よ、さらば」（88）や「神津恭介への挑戦」（91）などの長編を発表。作家生活の総決算として「最後の神津恭介」を構想していたが、執筆途中の1995年9月9日に入院先の病院で死去。

「2020年 『帽子蒐集狂事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」