Killer X (光文社文庫 く 12-1)

  • 光文社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334740078

感想・レビュー・書評

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  • 内容まったく覚えていない
    備忘録です。

  • 招待状で恩師の山荘に来たはずなのに
    雪山殺人事件になってしまった。

    大きな密室に、一体どうなっていくのか。
    そんな雪山の合間に進む、突き落とし事件。
    どう関係していくかと思ったら、驚きでした。
    後で振り返ってみると確かに、な表記はあったのですが
    さらさらっと読んでいたので、まったく、でした。

    なるほど、な最後でしたが
    読後感が、かなり引きずります。

  • 3-

  • 雪の山荘、集まった同窓生、ミステリー作家、仮面を被った変わり果てた恩師、叙述トリック、、、後半はカオスだけど、面白い構成。これは、ぎりぎりフェアなんだろうけど、アレは分からないよ。

  • 明らかな違和感を感じるところについて、
    仕掛けが丁寧な印象。
    話が荒唐無稽なとこはあるが楽しく読める

  • 恩師が建てた「深雪荘」での惨劇と、相次ぐ「突き落とし魔」事件が並行して描かれていく。
    猛吹雪で外界と連絡の取れなくなった山荘は、ミステリーの王道である「クローズ・ド・サークル」の舞台となっている。
    謎の招待状によって集められた6名の男女。
    そして、ひとりずつ殺害されていく元クラスメートたち。
    推理作家でもある「僕」は、山荘での出来事を何とか書き残そうと日記を書き始める。
    自分たち以外にも誰かが山荘にいるのでは?と疑っても隠れるような場所はどこにも見当たらない。
    果たして、誰がどんなふうに殺人を続けているのか。
    後半に入り「えっ?」と思うような展開に。
    自分の中で前提となっていたものがひっくり返され、思いもかけない方向へと物語は進んでいく。
    ところが、その後にまた急展開が待ち受けている。
    物語の締めともなる部分が妙にあっけなく、結末にも「ああ、そういうことね」という多少不満が残るような終わり方だった。
    ありがちと言えばありがちな落ちだが、どうにもすっきりとしないラストが残念に思えた。

  • うーん、これは反則だと思う。絶対わからない。シゲルちゃんとか特に。そして登場人物最後の方にばたばた死にすぎな上フラグ立ちすぎです。途中から子供嫌いというところからもしやとは思っていたけど実情までは推理できようもないです。二人で構想練りすぎ感。

  • ブック・オフで100円で買ったミステリ。黒田研二も,二階堂黎人も読んだことがない作家である。二階堂黎人の名前は,ガチガチの本格を書く人という印象である。黒田研二については,全くといっていいほど予備知識がない。雪に閉ざされた山荘で起こる連続殺人事件がメインストーリーで,幕間に「ANOTHERSIDE」として連続突き落とし魔についての捜査の風景が描かれる。全体的に意外性を追求したイメージであり,これでもかという形で叙述トリックが詰め込まれている。服部雅巳という人物が,実は女性だったという叙述トリック。これは見え見え。むしろ,これをミスディレクションとし,シゲルという人物についての描写(最初の被害者と作品の中で生まれる子どもの名前の両方がシゲルであり,この二人のシゲルを一人の人物であるかのように記載するという叙述トリック)をカモフラージュしている。また,これに加え,ANOTHERSIDEで捜査されていた連続突き落とし事件の犯人が,メインストーリーの主人公であるという叙述トリックがある。この3つの叙述トリックに加え,嶋山佳織という謎の人物を登場させ最後の最後で物語を二転,三転させている。「二転,三転する真相。そして驚愕の結末!」なんていう感じのアオリができそうであるが,あまりに作り物めいていて,完全なバカミスになっている。共作なのでこうなってしまったのか,最初からこれを狙っていたのか,どちらか分からないが,確信犯という気がしないでもない。嵐の山荘というシチュエーション叙述トリック,バカミスという要素のいずれも好きな要素なので,採点は甘め。それでも★3つが限界。こういうタイプの作品が嫌いな人にとっては,完全に駄作だろう。

  • 光文社が企画した覆面作家コンビによる合作です。
    「嵐の山荘での殺人事件」と「北海道での連続突き落とし事件」が交互に語られます。なぜこの形式で語られるのか明かされ、予想外の真相が次々と提示されるクライマックスは圧巻です。
    全体的に薄っぺらい印象ですし、謎が完全に解明されない箇所が見受けられるなど「粗さ」が目立ちますが、伏線の張り方や落とし込みなど、本格としての骨格部分にかなり趣向を凝らした力作だと思います。

  • 閉ざされた冬の山荘、というだけで
    私にとっては魅力的。

    本屋で見つけて即購入。
    3日で読んだ。
    叙述トリック。これはわからない・・・。
    面白かった。
    読みやめられなくて、就寝時間を越えて読み続けてしまった。

    シリーズのようなので、次の本も読んでみたいなと思った。

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著者プロフィール

黒田研二(くろだ けんじ)
はじめに(前半)
第1 章 こころの病とリカバリー──回復を阻害するものの克服──
関西大学名誉教授、大阪府立大学名誉教授、西九州大学教授 医学博士
専門は社会医学、社会福祉学、公衆衛生学。精神疾患、難病、認知症をもつ人々や要介護
高齢者の支援に関する研究を継続している。
【著書・業績】
『地域包括支援体制のいま──保健・医療・福祉が進める地域づくり』(編著)ミネルヴァ書房,2020 年
『学生のための医療概論(第4 版)』(共編著)医学書院,2020 年
『高齢者福祉概説(第4 版)』(共編著)明石書店,2014 年 など

「2021年 『ポスト・ソーシャル時代の福祉実践』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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