名のない男 (光文社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334741860

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  • 【図書館】
    サラミ・ソーセージが食べたくなってきた。

    作品の紹介
    「私」は警視庁捜査四課の秘密捜査官。潜入先が変わるたびに違う名を持つ「名前のない男」だ。本当の身分を知っているのは、首脳部の限られた人間と一部の同僚のみ。今日も愛銃ベレッタと鍛え上げた肉体を駆使し、組織犯罪に斬り込んでゆく。スピーディーな展開と随所に光るユーモア感覚。明日をも知れぬ覆面刑事の神出鬼没の活躍を描く、連作アクション12編。

  • 1962〜1963に推理ストーリーに連載された「名のない男」シリーズの文庫本。大藪作品の中で、完結する短編が連なるものは初めて。また潜入捜査官であるがために、貧乏な主人公であることも、珍しい設定。一話一話の締めくくりもあっさりとしており、これまで親しんだパターンとは一味違う書き味で、あちらこちらに趣向が凝らされている作品。

  • 2008.02.03 読

  • 連作短編集。全12話。

    主人公は警視庁の秘密捜査員。本名、年齢、彼に関わることは全て不詳。真実を知るのはごく限られた上層部の人間のみ。そんな彼はどんな危険な捜査にも愛用の銃と身一つで潜入する。さて今回の任務は・・・?

    ハードボイルド。これでもかってくらいハードボイルド。広辞苑の「ハードボイルド」の欄には「名のない男」ってでるんじゃないかってくらい(笑)かっちかちのゆで卵です。

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著者プロフィール

1935年香川県出身。早大在学中に『野獣死すべし』を発表、鮮烈なるデビューを飾る。その後、『蘇える金狼』『汚れた英雄』など、数多くの名作を生み出す。1996年没。

「2019年 『蘇える金狼 完結篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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