炎上: 吉原裏同心 8 長編時代小説 (光文社文庫 さ 18-19 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334742089

作品紹介・あらすじ

廓の用心棒・神守幹次郎が通う道場に、忽然と現れた猿を連れた三人の武芸者。男たちは町道場破りを繰り返し、さらに廓の遊女を殺したうえ、金を奪って逃げた。幹次郎と吉原会所の男衆が必死の探索を続ける前に、突如、女頭領に率いられた謎の白装束集団が!背後に田沼時代の残党が復権を企み、吉原を舞台にした江戸騒乱の陰謀が浮かび上がってきた。

感想・レビュー・書評

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  • 久々の吉原裏同心シリーズ。
    明暦の大火、世に言う振り袖火事の前後の話
    悪人を成敗しつつ、元吉原に火が迫りながらも戦う主人公の幹次郎はやはりかっこいい。
    8年ぶりに吉原裏同心をまた読み始めたけど、ちゃんと覚えてるもんだった

  • まさか吉原を守るために幹次郎が松平定信と直談判するとは。。。
    薄墨太夫がだんだん積極的になってきたけれど、この気持ちが災いして悲劇に繋がりませんように。

  • 田沼意次の復権をたくらむ者の意を受けた三人と一匹により、ついには吉原が炎上されてしまう。

  • ラストで

  • 12月-2。3.5点。
    猿と傀儡師と武士2人の集団が、神守の通う道場へ。
    何か企みが。狙いは道場か神守か。

    松平定信、お香の夫婦が、今後の物語の鍵を握りそう。
    次作も期待。

  • まだ田沼残党暗躍するのか。しつこい、流れを読めない御一行様。
    サルを操る三人組はともかく、集団で襲ってきた者どもは次回まで持ち越しか。
    しかし、吉原炎上をここで持ってくるとは、やられました。
    炎の中に助けに行き、そして薄墨太夫を背負ってもなお闘いに勝つ主人公。これは今までもちょっと心を傾けていた薄墨太夫と言えど、ますます惚れてまうやろー、ですね。さすがの汀女もちょっと複雑な気分というのもわかる気がします。
    今回はやはり炎上してからの最後が面白かったです。

  • テレビドラマから入ったので
    残酷な話になってきたので…
    なかなか読み進めなった。

    残忍な猿を操る浪人との対決。
    猿って訓練すれば火さえも大丈夫なのかしら?
    動物って基本的に火がダメなのかと思ってた^_^;

  • さる~!! 怖いし…憎たらしいし…
    幹どのがやっつけてくれた時は す…っとした。
    薄墨太夫を背負ったまま、「蛙飛び片手突き」って…どんだけかっこいいのよぉ~ 汀女先生も妬けちゃうよね。

  • 深川から大金で引き抜かれてきた遊女が毒を盛られた事件に始まり、どんどん話が大きくなっていく。
    やはり、お香様との再会も。

    敵がどんどんスケールアップしているところも剣術好きにはポイントかもしれません。

    タイトルがすでにネタバレですが、次作で吉原がどう作られていくのか楽しみです。

  • 幹どのと薄墨急接近。
    汀女さまがちょっとヤキモチ?なところで次作に続く…

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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