うらぶれ侍 研ぎ師人情始末(四) (光文社文庫 い 37-4 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334742362

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  • 研ぎ師人情始末シリーズ第4巻。近所の長屋に野菜を届けに来た娘が絞殺され、その家の幼い息子・幸吉が行方不明になった。同じ長屋に住む荒金菊之助は、従兄弟の臨時廻り同心・横山秀蔵とともに、捜索を開始する。調べる途中、幸吉は元御書院番の旗本・久松寿三郎の嫡男であったことが判る。旗本の子の幸吉がどうして町人の子になったのか?どうやら、事件の背景には金と出世に執着する久松家主従の亀裂が…。研ぎ師家業をほっぽりだして、秀蔵の捜索にせいをだす菊之助にかける言葉が良くない。幼い幸吉を連れ出した家来夫婦に甘い。

  • 菊さん・・・人生の転機ですね
    出来心に巻き込まれ、わが身の行く末が
    うらぶれた長屋住まい
    でも、大好きなちゃん・かあちゃんがいれば
    ソコは幸せな場所

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著者プロフィール

1955年、熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。近年は時代小説に力を注いでいる。人気シリーズに「隠密船頭」(光文社時代小説文庫)、「浪人奉行」(双葉文庫)、「武士の流儀」(文春文庫)などがある。

「2023年 『大河の剣(七)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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