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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
僕のもとにある日届き始めた一通の手紙。そこに書かれた指示に従うことで、僕の人生は驚くほど順調だった。手紙のお陰で、今後も幸福な人生が続くと信じていた。それが「殺人」を命じるまでは。従わなかった結果―母が死んだ。次は妻や娘たちの番だというのだ。あどけない少女、臨月の妊婦…僕は次次と手を血に染めていく。邪悪で美しい、傑作「暗黒小説」(「BOOK」データベースより)
とてもよかった。妄想なのか現実なのか、どっちだったのかな~
謎の手紙の命令により、全く縁のない人々を殺していく主人公。 手紙の主は誰なのか、なぜ彼なのか、ターゲットはどうやって選ばれたのかなどなど疑問を抱えて話はすすむ。 「殺人」というスリル(というとかなり誤解を生む表現になるが)や、主人公の犯行が露呈するかもしれないというドキドキ感はまったく持たせない。 ただ単に殺人を犯し続けるだけではなく、本当に「手紙の主はいるのか」や、頻繁に... 続きを読む »
「指示した人間を殺さなければ、あなたの大事に思っている人を殺します」
そんな手紙が届くようになってから、人生が狂い始めた一人の男の物語。
人間が葛藤しつつも徐々に狂っていって、狂っている自分にも慣れて行く、というところが最大のポイント。
ホラーが大丈夫でも、こういう小説は苦手、という方も結構いるんじゃないでしょうか。
決してスッキリはしないので、頭が便秘の方はご遠慮ください (笑)
・ブックオフで105円でタイトル買い。そんなに面白くなかった。何しろスッキリとしないし、娘が強姦されるのは悲惨過ぎる。物語の力が負の方向に働き過ぎてる。最後に黒幕が明かされるミステリかと思ってたのでCがCreatorとかなんか唖然。
・実は各章の冒頭部分にある絶滅動物の描写が読んでて一番面白かった。面白かったけど、別にこの部分いらないなと思いながら読んでた。
作品の紹介
僕のもとにある日届き始めた一通の手紙。そこに書かれた指示に従うことで、僕の人生は驚くほど順調だった。手紙のお陰で、今後も幸福な人生が続くと信じていた。それが「殺人」を命じるまでは。従わなかった結果―母が死んだ。次は妻や娘たちの番だというのだ。あどけない少女、臨月の妊婦…僕は次次と手を血に染めていく。邪悪で美しい、傑作「暗黒小説」。
大石圭ワールド全開。
Cが何を基準にして殺される人間を選んだのか、それだけが疑問。人類を絶滅させるための人選ならば、将来幾千もの人間の命を救う敏腕の医者を殺すなり、巨大客船や飛行機に爆薬を仕込ませるなりすれば良いのに。
主人公が10歳の頃から届き始めた「C」を名乗る正体不明の手紙。
これに従うことで人生は順調に過ごすことが出来た。
ある日突然「C」から人を殺して欲しいと脅迫文にも
似た手紙が届き従わなかった結果、母が死にその後
妻も死んでしまう。
次に従わなかったら娘が死ぬと言われ、罪のない少女や
妊婦、国会議員をも殺し続ける・・・・。
うーん・・・読み終わって何ともいいがたい気持ちに
なりましたね。
誰からの手紙なのか・・・ドキドキしました。
まぁ、ホラー系ですね。
書店でタイトルに釣られて購入した小説。 家に帰ってから、あの「呪怨」の著者だと知って後悔した。 「呪怨」のノベライズは、あまりの恐ろしさに全部を通して読むことのできなかった小説だったのだ。 本棚に並べておくことさえ怖かったくらい。 というわけで、本書も、購入してから読み始めるまで、結構時間がかかっている。 たまたま、何かの気まぐれで、昨日の昼に手に取ってみただけだ。 全部で10章か... 続きを読む »
古本屋で見つけて、最後の方の台詞とCの手紙の文に惚れて買いました。
人を殺すシーンを比喩表現に走らずに(読者にとっての)ギリギリまで細かく書いてあって、最初は食わず嫌いで軽く飛ばしてしまいました…。でも、何回も読んでいると食わず嫌いもなくなってむしろそこだけ繰り返し読んでしまいました^^
人を殺すシーンが一番(主人公が)いきいきと書いてあったように思います。プラス思考のいきいきじゃなくてマイナスの意味で、ですが。
私は主人公のしたことが悪いことなのかわかりません。殺された人が良い人だったのかわかりません。でも、唯一わかることはCは何時でも私達を見てるんだなあってことでした。
人間の手によって滅びゆく動物たち。
10歳の頃から続く《C》からの手紙。それは男を導き、いつだって書かれている通りに従っていればよかった。
他人を殺さなければ娘が殺される。娘を守るため、人を殺す。
ホラーではないな。
デザインの仕事をする男の元には《C》と名乗る男から殺人依頼の手紙が
届く。男はそれに従い次々と人を殺していく。
従わないと母親、妻を殺されたからだ。
ちょうどこれを読み終わった頃に、どこだかで熊が出没して、3頭の親子熊が車のクラクションで追われている映像がテレビ流れていた。なんだかなぁ。人間もあまり浮かれていると、神様に間引きされちゃうんじゃないかなぁ~。
タイトルで分かる通り「殺人者視点」の小説です。 あれこれ語る前にとりあえずあらすじに行ってみましょう。 簡単な粗筋。 ある日から届き始めた差出人の分からない手紙。 その手紙の指示に従っているだけで、驚くほど人生は順調だった。 しかしある時を境に、その差出人は「殺人」を命じるようになり――。 今までの大石氏の殺人者視点モノとはかなり違うキャラクターです。 一番の違いは「... 続きを読む »
主人公はどこまでも善人で人間的でしたが、後味の悪い作品でした。殺人描写が生々しい。笑。文体は好きなんですけど、個人的にはあまり好きではないお話でした。
文体も特に好みではないし、《C》の設定に関してもいまいち釈然としない。
それでも読み進めてしまうのは小説に込められた悪念に引き込まれてしまうからだろうか。
作者曰く、この作品は人類に絶滅させられた動物たちへのレクイエムだそうである。
-さあ、地上でもっとも有害な動物である人間たちを殺してください。殺して、殺して、殺しまくってください。-
の一文には、誰しも一点の曇りも無く反論することは出来ないだろう
手紙によって殺人を強要されている主人公の葛藤に感情移入してしまうが、俯瞰的に見ると人間の愚かさ、罪深さを感じずにはいられない。
あいかわらずの鬼畜な作風……と思いきや。なんか違うなあ。
たしかに行われる犯罪は非道なのだけれど。主人公はあくまでも善人だし、この殺人には(認められるかどうかはともかくとして)正当性がありますよ。むしろ主人公が可哀想で仕方ないです。しかも「C」の正体が○じゃね……逆らいようがないもの。普通なら後味が悪いであろうこのラスト、悲しいながらも「よくやった!」という気分になってしまったのは間違いでしょうか? 少しばかり「頑張れ!」と思ってしまいましたし。
よく考えると、ぞっとする話ですけど。絶滅動物に関する云々を読んでいると、主人公のような感想を抱かないでもありません。だからといってこんなことしていいかは別問題だけどさ……?
たまたま手にして、初めてこの人の作品を読んだ。最初の方は殺人の様子が結構生々しく、「うっ、よく見たら俺の苦手そうな呪怨とかの人じゃん」と若干後悔しながら読み始めた作品。
自分の課せられた運命というか、天の声というか指令に従って次々に人を殺していく主人公の話。
最後はどうなるのか少しハラハラしたが、結局のところ主人公に指示していたものは何者だったのかいまひとつ納得するような終わり方ではなかった気がする。まぁ星3つ以上、4つ以下かな。
大石さんの話が少し変わった?
絶滅した動物への哀悼と殺した人類への怒り。それとこの殺人が微妙に結びついているのかいないのか、、、最後まで読んでなお分からなかった。でもその不思議なところが良かった。
Cの意図がつかめない。
結局主人公に何をさせたかったのか?
子供の頃に思ったことを実行させてやりたかった?
お前が考えていたのはこういうことだ、と罰を与えたかった?
本当に人類への刺客として指示(依頼)をしていた?
主人公の家族を人質にとるのもよく分からない。そうまでしてさせたい殺人なのか?
ターゲットはどういう意図で決めた?
Cは別に個人個人の人間に大した思い入れは無いだろうけど、主に子供や若い女を指定する意味は?
なんだか不完全燃焼。
結局<<c>>の意図も、主人公の結末もよく分からないぼかしたエンディングだった。
大体内容が繰り返しで、途中で飽きるということもあったからかもしれない。

大石作品は、相変わらず本当に読みやすい。
冒頭から、妊婦の殺害シーンという衝撃的なスタート。
「C」からの手紙に従うまま、どんどん殺人に手を染めていく「僕」。
何度も繰り返される惨劇と事...





