さえずる舌 (光文社文庫 あ 40-4)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334745608

感想・レビュー・書評

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  • 非現実の塊。一番非現実なキャラクターは真幌さんの旦那様です。どこにいるんですかそんな包容力の塊メンズ!

  • 明野照葉『さえずる舌』読了。容姿端麗、頭も性格もよく仕事もできる…ように見える女性の言動が、少しずつ皆の輪を乱しはじめる。気付かないくらい、少しずつ。でも、計画的に。こういう人、実際にいそうで怖い。ラストはちょっと、おや?と。

  • 読んでて退屈することはないんだけど、イマイチ・・・なのがこの作者の特徴かも・・・。
    女性の怖さを描くのが作風ですが、キャラクター造形がどうもリアルじゃないんですよねえ。
    作中に出てくるファッションやお店もどうもイケてないというか、貧乏臭いというか。
    やっぱりハヤシマリコみたいに、自分もゴージャスでセレブな生活してないとだめなのかも(笑)

  • こういう心理戦はぞくぞくします。
    嬉しかった楽しかったが段々落ちていく感じがたまりません。
    悪意がない無邪気、他人を心地よくする。
    だが、そうしたことが自分の嫌な部分に触れ自己嫌悪に落ちいる。
    人は他人だけじゃなく自分の心さえもわからないってことでしょうか。

  • ポーシャの回想で、芽衣が真幌を憎んでるんだろうな〜というのは予想が着いたが、そこからの展開が戦略的かつ沢崎という上位互換ジョーカーがいた為に予想できない終わり方になったと感じた。

    登場人物が皆大体聡明なので逆にもっと芽衣の信奉者増やして、芽衣との戦略ゲームみたいにすればより面白かったんじゃないかな〜と思う。

  • 最初はつまらないなと思っていたが、後半になるとだんだん面白くなってきた。

  • 期待していなかったんですが!面白かったです!
    女のひとこええよ!優しくてかわいいのはうちの
    嫁だけだなあ!えと、あ、これは白い錠剤です。

  • 産業カウンセラーとして、ヒーリングスタジオなども運営する、友部真幌。

    新たにスタッフに加えた島岡芽衣は、頭もよく、美人で性格も良かった。

    おかげで、売り上げも伸び、好調だったのだが、

    次第に、スタッフたちの間がギクシャクして、何か不穏な空気が漂い始める。

    そして、真幌は、予想もしなかった恐るべき事実を知ることとなる!




    これは「病い」と呼ぶべきか。。。

    ステキな女性と思っていたら。。。

    恐ろしい心のゆがみを持っていた。。。

    スタッフ芽衣の行動に、ドキドキ。。。

    スリルたっぷりの物語でした。

  • 安定の女の怖さ。
    最期まで怖い女じゃないのが感情がある人間なんだなぁと思う。


    2017.05.05読了

    さえずる舌は芽衣だけじゃなく、沢崎にも当てはまるのかと再読で知る。


    2020.12.06再読

  • 感想はブログに書いてます。

    http://osimai.seesaa.net/article/444413666.html

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著者プロフィール

明野照葉

東京都生まれ。一九九八年、「雨女」で第三十七回オール讀物推理小説新人賞を受賞。二〇〇〇年、『輪廻RINKAI』で第七回松本清張賞を受賞、一躍、注目を集める。ホラーやサスペンスタッチの作品を得意とし、女性の心理を描いた独自の作風はファンを魅了してやまない。『汝の名』『骨肉』『聖域』『冷ややかな肌』『廃墟のとき』『禁断』『その妻』『チャコズガーデン』(以上中公文庫)、『女神』『さえずる舌』『愛しいひと』『家族トランプ』『東京ヴィレッジ』『そっと覗いてみてごらん』など著作多数。

「2020年 『新装版 汝の名』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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