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あの日にドライブ (光文社文庫)

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著者 : 荻原浩
  • 光文社 (2009年4月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334745820

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あの日にドライブ (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

  • SFっぽい感じなのかと思ったら…
    人生何度でもやり直せる。ドライバー伸郎の変わっていく姿がいい。

  • エリート銀行マンだった主人公、たった一度上司に反逆した為に会社を辞め、タクシー運転手に。
    外から見ただけでは分からない人の人生。
    人生にとって本当に大切なものは何か?
    家族の大切さ、失敗とはなんの失敗なのか⁉︎
    無い物ねだりをせず、見方を変えれば自分の人生も違ってくる。
    隣の芝生を眺めず、自分のうちの草取りをするべきかな(^^)

  • 2017.2.1(水)¥220(-2割引き)+税。
    2017.2.13(月)。

  • 自分も主人公と同じような心境。「たられば」が無いと分かっていても、ついつい想像してしまう。
    物語を読み進むつれて、今の自分が置かれている状況のなかで、いかに努力をして、なりたい自分に近づけることが大切だと感じた。
    そして、偶然は待つんではなく、偶然を引き寄せるため技術と努力が必要という一文が心に響いた。

  • 読み終えて、爽やかな気分。

  • 過ぎ去ったあの日、あの時、それは人生の岐路だったのではないのだろうか。もし、あの時違う選択をしていたなら、こんな惨めな自分になっていなかったのでは。かつてエリート銀行員だった牧村、現在はしがないタクシードライバーとして、悶々とした日々を送っている。過去の栄光、過去の選択をいくら悔やんでも、現在は何も変わらない。現在の状況を受け入れ、そこから一歩踏み出すことが大事。

  • (引用続き)表面的な勝ち負け、例えば社会的な地位だとか収入だとかは人生そのものの勝ち負けではないということ。そして大事なことは今なのだということ。/灯はきっとある。今は見ないかもしれないけれどきっとある。見つけにくいところかもしれないけれどきっとある。そしてそのあかりは選ばなかったもう一つの人生にあるのではなく今のこの現実の人生のなかにあるのだ。だから大丈夫

  • たったいちど、上司に反論したせいで
    仕事を辞めなくてはならなくなった元エリート銀行マン
    第二の人生を踏み出す前に「とりあえず」始めたタクシーの運転手

    「あの時こうしていたら・・・」
    不本意な生活から逃れるためにふくらむ妄想

    書名から、タイムトラベルものかと思ったら
    挫折した元エリートの葛藤と前進のお話しでした。

    うじうじと過去ばかり降りかえる主人公にイライラするけれど、ラストはちょっと明かりがさした感じでいいかも

  • 面白くない 女々しい

  • 直木賞、おめでとうございます。

    妄想している主人公が最初はうざかったですけれど、自分も同じように妄想に耽ることがあり、最後は共感できました。

  • イマイチ。作家がという訳でなくネタのせいだと思う。辛気くさい話しで最後まで辛気くさい。他の作品では良かったので、やっぱりネタが僕には合わんかったってとこかな。

  • 主人公の年齢と同じで、仕事の事とか共感できる部分が多くあって面白く読めた。私も「もう一度あの時からやり直せたら」と思うときがある。違う人生になってたとか思うときがある。暗いと不満を言うよりも、進んであかりをつけましょう。

  • タイムスリップ系かと思って読み始めたら最後までSFではなくリアルなタクシードライバーの話だった。前半は特に自分の人生の選択についてグチグチ考え続けていて暗い暗すぎる。誰だってあの時こうしとけば、こっちを選んでおけばって振り返ることがある。
    次第に妄想も進んでいくにつれて仕事・家族に向き合っていく。素朴な感じったけどラストは良かった。

  • 題名を見たときに、ありふれたタイムスリップものじゃないだろうな、と思っていたら全然違って、自力(但し美化されていた夢想の現実は心持ちきつめ)で今を見つめ直すといった内容だったのでよかった。未来は今から変えることが出来ると前向きになれる話だった。

  • たった一度上司にたてついたことが原因でエリート銀行員の座を奪われ、再就職までの腰掛けのつもりでタクシー運転手をする牧村伸郎が主人公。これはあくまで仮の姿でいつかは人生返り咲きできる、と思って、あれこれ妄想しながら、日々の生活に流されていく姿が、なんとも切ない気持にさせられた。特に、あの時点から人生やりなおせたら、どんなに良い人生になってるだろう、てな妄想は、自身もしょっちゅうしてるので、身につまされた。

  • 最近気になるあの人へ「折り入って、知っておいて欲しいことがあるんですけど…(こっこが好き)」→「嫌です」との返信。このやるせなさをどこにぶつけるべきかと悩んだ結果…ランボー怒りの乱読part3『あの日にドライブ』。つらい時に順調だった過去を思い出すのは分かる。でも伸郎思い返し過ぎ。グダグダ回顧してどうやって風呂敷たたむ?イライラするわーと思いながら読んでたら、最後は丸く収まったので良かった。元カノが好きな作家だったから今まで敬遠してたけど、もうちょい読んでみるかな。(過去のことを思い出してしまっている!)

  • 主人公と自分が似ている部分が多く、共感できることが多々あった。主人公と自分を重ね合わせ、今まで出くわしてきた人生の分岐点で違う道を選択していたら、自分の人生はどう変わっていたのだろうかと考えてしまった。道を選ばなければいけないとき、何も考えずに周りから言われたとおりの道に進み、自分の人生なのに人任せであったなと改めて感じた。夢を持って向上心を持とうとしなかったではないか?と主人公が自問してるとき、その言葉がまさに自分にも当てはまり、自分に言われているようでならなかった。今になって自分が本当に行きたかった道を今私は歩んでいるのだろうかと考えることが多くなった。あかりは自分が選ばなかったもう一つの人生にあるのではなく、現実の人生のなかにあるのだ。この言葉はこの本の最後の解説に書かれていた言葉だ。この言葉を胸に今の人生を歩み、あかりをつけようと思う。

  • 上司には絶対服従のはずのエリート銀行員。ちょっとした支店長への反抗から、出向を命ぜられ43歳でそのまま退職。エリート意識が強すぎて思うように再就職が決まらない。食べていくために腰掛けの気持ちでタクシー運転手になる。
    当然、売上は伸びずノルマ未達成が続く。家族との関係もギクシャク。
    やがて自分の過去を振り返り、違う道に行っていればこんな人生だったのではと妄想するようになる。就職で大手都市銀行ではなく行きたかった出版社に行っておれば・・・。大学時代の彼女と別れることなく結婚しておれば・・・。全く違った幸せな人生があったのではと思い悩む日々。果たしてそうだろうか?過去に遡ってやり直すことはできない。過去を振り返るよりも今を大事に生きていく方が幸せだと気がつく。

    過去をやり直すというテーマの小説は、SFも含めよくある。私自身も、あのとき、こうしておれば、ああしてたら、と「たられば」はよく思う。確かに、人にとっての分岐点はその都度その都度あるわけで、それを全て試すわけにもいかない。だから、今を大事に生きていく必要があるんだ、とは思う。

    朝寝坊して家を出るのが遅れた。しまったと焦って出社する。でも、いつも乗る電車が事故で大変なことに。これも運命。あるいは、遅刻しそうだと慌てて信号無視して交差点を渡れば運悪く大型ダンプカーが突っ込んで来て交通事故に。そんなことが起きるかもっしれない。一寸先は闇。なにがラッキーでアンラッキーなのか。であれば、どんな結果であろうと受け入れ前向きに生きていこう!なんてね。

  • 前半は鬱々とひたすら主人公の「こんなはずじゃなかったのに」が描かれる。しかし、何かを悟った主人公は少しずつ変わっていく…という物語。終わりよければ全て良し。

  • 誰しもが考える人生の岐路での『イフ』=『もしも』を
    妄想と過去と現実をごちゃ混ぜながら物語は進む。
    山ちゃんを登場させることで牧村の消えないエリート意識
    とを対比させているのが良い。
    ただ、行員とうエリート描写だけで良いのに
    野球も出来て文武両道ですと言う設定にウーン。
    そこまで凄い奴なら逆に成功してそう。
    他も伏線なのかな?と思える箇所が要所にあったので
    展開あるかなと思ったら中途半端に終了。
    隊長さんが気になる(笑)

  • この方の作品は、ちょっと悲しく、考えさせられますね。

    エリート意識の高い銀行を、部下をかばい退社し、タクシードライバーとなった紳郎が過去に思いをはせる話。
    伸朗は取り逃がした過去に希望を託し、想像の世界を楽しむが、希望ばかりではないという現場を目撃し、現実へと帰っていく。

    どのタクシードライバーにも、というかどんな職業の人にも、諦めきれず目指し続けている夢があったり、人を低く見積もってはいけないという教訓だったりも感じられる。

    違う意味で、女性として印象的だったのが、どのタクシードライバーの奥さんも、前の職業と比較して、収入が下がったり、プライドを失ってしまったり?、あるいは逆?といったことが原因か、旦那さんを非難し、夫婦仲が険悪になることが多いこと。
    困っている時こそ、支えてあげられる人になりたいと思った。私の親友がいつも私に優しい様に。

    後は、大切なものを選ぶという事は、もうひとつの大切なものを諦めると言う事。切なくて、苦しい命題だと思った。

  • 元エリート(?)銀行マンの落ち武者転職物語なのだが、これがなかなか侮れない展開。主人公・牧村伸郎が考える人生の岐路、仕事への向き合い方、そしてこれからの生き方。どれも気が付いたら自分を重ね合わせていた。フィクションでも他人事でもない、リアルな人間学、、は大げさかな。

  • つきがない、上司や家族の理解がない、自分はさほど悪くはない。ところが、語らぬタクシー運転手の長老・隊長さんに学ぶのだ。運任せではいけない、ヒト任せでもいけない、自分が考えなくてはいけない。それにしても、銀行の支店長をあそこまで悪く描くとリアリティーが得られなくなってしまう。

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