悲しき人形つかい (光文社文庫 か 37-7)

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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334746179

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  • 老夫婦や娘との関係にチョッとだけ
    ハートウォーミング風味があるが
    ホーキング博士に不自由をさせないつもりの
    パワードスーツ(BF)が
    親分の突然死により暴力団抗争のドタバタと
    冷血狂人に挑む戦いに巻き込まれるハメになる
    SFアクションコメディ?

    最終決戦の緊迫感に巻き込まれ型で
    泣いてばかりいた彼女が能天気で超人的な活躍をする
    スパイスも効いていてサラサラ~と読み終えた。
    「サラマンダー殲滅」あとがきに米国であればとあるが
    サラマンダーでの剛速球、シリアスな路線より
    マフィアの抗争により寂れた街、パワードスーツ
    という設定だけでなくさえない主人公?裕介
    白と黒のマッドサイエンティスト候補の二人
    憎めない準主役のヒロ、悲劇と天真爛漫を使い分けるこゆみ
    あるシーンでは重要な役割を果たす渋い(陰の薄い)脇役
    娯楽的キャラクターを取り揃えた
    こちらの方がハリウッド向けだと感じる。
    ウェスタンとSFとコメディと、ちょっとあざとい泣かせの
    シーンを挟んで、うまいことかき混ぜた映像技術作品を
    ジェリー・ブラッカイマー&マイケル・ベイあたりに
    『娯楽』重視のアホ路線で作ってもらえばヒットするかも。

  • 読了/2009年9月

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著者プロフィール

熊本県生まれ。「美亜へ贈る真珠」でデビュー。代表作に『地球はプレイン・ヨーグルト』『怨讐星域』「あしびきデイドリーム」(星雲賞)『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞)『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞)、そして映画化した『黄泉がえり』や、舞台・映画化した『クロノス・ジョウンターの伝説』など。

「2022年 『未来のおもいで 白鳥山奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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