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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
人間的に失格な話ばかりかと思っていたけど、
面白くてへんてこな話もたくさん書いていたんだなあ
親子どんぶり、親子どんぶり
太宰治は難しそうで苦手・・・。
でも森見さんは大好き!な私。
この本のおかげで太宰治の世界にちょっとだけ入ることができました。
森見さんが選んだ太宰治の傑作の数々です。
春休みの家族旅行中にお供にしていたのですが、面白くて、わーっと読めてしまいました。
あっ こんな太宰もいたんだ!って発見があります。『斜陽』とか『人間失格』とかの暗い話よりも、私はこの傑作選に入ってる話のほうが親しみやすいので好みです。「初めての太宰」に良いかもしれないです(´^ω^`)
『失敗園』『カチカチ山』『貨幣』『ロマネスク』『満願』『畜犬談』『親友交歓』『黄村先生言行録』などなど、大好きな話がたくさんできました。
なにより、森見さんの編集後記が良いです。このひと太宰大好きなんだろうなあ、と。
惚れたが悪いか 満願 「ああ、うれしそうね。」と小声でそっと囁いた。 ふと顔をあげると、すぐ眼のまえの小道を、簡単服を着た清潔な姿が、さっさっと飛ぶようにして歩いていった。白いパラソルをくるくるっとまわした。 「けさ、おゆるしが出たのよ。」奥さんは、また、囁く。 『井伏鱒二選集』後記 これらの作品はすべて、私自身にとっても思い出の深い作品ばかりであり、いまその目次を一つ一つ書き写していたら、世... 続きを読む »
畜犬談と走れメロスがお気に入り。失敗園と貨幣も良い。全篇通して「面白い」と思ってしまった私は、編者 森見登美彦の思うつぼにハマってしまったのか。
太宰治氏の作品から著者が厳選したものを著者のタッチで書き変えた傑作集。太宰氏の作品は内省的なイメージがあって読んだことがなく、本書で選出されている作品も、原作を知らないものばかりだった。そのイメージが覆るくらい、本書の作品は読みやすかった。独特の視点で偏屈的な考え方を持つ登場人物が多いのだが、決して暗い気持ちにはならない。これも森見マジックにかかったのだろう。「カチカチ山」「畜犬談」「貧の意地」など、決して明るい話ではなく、後味も良くない。でも、どこか気になる。個人的には、「服装に就いて」と「女の決闘」が好き。
太宰のファンとして、この本ほどずるいものはない。こんなに面白いものだけの短篇集を一気に読むなんて、贅沢にも程がある。 でも、私は森見ファンとしてこの本を読んだのです。決して再読なんかじゃない。 結論から言うと、大好きな森見さんが、もっと大好きな太宰のことを、大好きということが、とてもとても嬉しくて楽しい本。太宰の良さ、太宰好きの森見さんの良さが相乗効果で半端無い! 笑える笑える。おちゃめな太... 続きを読む »
この作品集の中で私の好きなものは『カチカチ山』です。
カチカチ山のお話における兎は少女、そしてあの惨めな敗北を喫する狸は、その兎の少女に恋をしている醜男という設定で、独自の解釈を展開していくところが愉快でなりません。
あのちょっとやり過ぎじゃない?って感じの仇討劇も、少女である兎だからこその純粋な残酷さなのです。
それに対比して、救いようのない狸の愚鈍さが見事に描かれていて、湖に沈んでいく寸前にも「惚れたが悪いか…。」などと能天気なことを呟くところが痛い、痛すぎる。やはり、とことんシニカルです。
そのほか『令嬢アユ』『ロマネスク』『女の決闘』なども面白いと思いました。
そして最後に『走れメロス』を入れているところは、森見さんの愛(DAZAIへの)なのかしら?
ちゃんと読んだのは中学の教科書以来でしたが、私には相変わらずスポ根もののようでしたw
もともとは森見登美彦氏が好きで読み始めた。
読み終わるころには、太宰治も好きになっていた。
太宰治の鬱々としたのも、
ヘンテコ愉快なのも、どちらも同じくらい好き。
読了日不明
詰みあがった本を整理してたら出てきた。
太宰のイメージが完全に覆される1冊。森見ファンも必読では?
読みながら「なるほど、納得」という感じの自虐的な共通点がある。もちろん卑屈すぎない自虐で、くすっと笑ってしまうようなものも多々。
短編集なのですごく読みやすいし、落ち着いたら再読したい1冊。
森見さんの選んだ太宰治短編集。
駄目なひとたちの駄目っぷりを、
悲哀と親愛の念を込めて滑稽に描いていたり、
滲み出る自意識のみっともなさをさらけ出していたりする、
そんな太宰治の作品をすきで選ぶ森見さんの感覚がすきだと思いました。
個人的には「畜犬談」の、ひねくれた犬への愛憎表現と、「カチカチ山」の兎の辛辣っぷりと、「走れメロス」の、キモチワルイ感じが楽しかったです。
森見作品に愛着があるなら、これらの太宰作品もきっと響くことうけあい。
太宰治は内省的で暗い部分・・僕が思うにグダグダな部分が一般には好まれていると思う。森見登美彦さん の編による太宰治は、ちょっと茶化したような内容・・・ちょうど森見登美彦さんの作風とも似ている・・・の物を集めたもの。なかなか面白いものもある。でもやはり太宰治・・くどい。僕は正直、太宰治は全然好きではないが何編も面白いと思える作品があった。
なかなか暗いイメージのある太宰治の作品から、「ヘンテコであること」「愉快であること」を主眼として森見氏が選んだ、まさに傑作選。
人間失格とメロスだけでは語れない太宰治の魅力。
だいたい日常、でもちょっぴりファンタジック。で少しかあいらしい。
文学云々とか構成云々とか別とした個人的嗜好でいうと、
「ロマネスク」や「黄村先生言行録」なんかはただただ面白かった。
「カチカチ山」「女の決闘」はまた違った意味でオモチロイ。
今改めて読むメロスはなんだかギャグマンガのように思えてきてそれもまたオモチロイ。
本は楽しく在るべき、という個人的観念からすると実に理想的な選集。
太宰治をずっと避けていた。なんとなく、暗く内向きなイメージが強かったからかもしれない。
この短篇集はそのイメージを一新してくれた。
なんといっても、太宰が既存の物語を独自の解釈で再構成する物が面白かった。『カチカチ山』では童話のカチカチ山を、たぬきは30歳の醜男、うさぎは17歳の処女として解釈し直すのは、ぴったりすぎて感服した。その他にも『女の決闘』など。
井伏鱒二集編集後記も愛にあふれた名文だった。本文が読みたくなる編集後記というのは、実はとても少ないように思う。
この視点で短編を集めた森見登美彦氏に感謝。
太宰治の小説って暗いイメージがあったんですが、そうじゃないのもあるんですね。『走れメロス』で締めくくっているのがまたいい。一人で強い人間なんてそうそういないのです、特に男は、という感じが一冊を通して伝わってきた気がする。。。まぁ、小説の解釈の仕方は人それぞれですからね。面白かった。
選者・筆者両氏に興味を持って購入。非常に面白かった。特に、擬人化作品が気に入った。『失敗園』の野菜たちの可愛さに始めからやられてしまった。
オモチロイ太宰を堪能できる一冊である。森見ファンにとっては編集後記がまた楽しい。
太宰の作品も楽しいし、森見さんの解説も楽しい。 なんだかちょっと得した気分になった。 太宰って何作か読んだことあるけど、 それこそ「太宰治なんて、『走れメロス』と『生まれてきてすいません』の人でしょ?」な読者とほぼ同じ。 だから余計に面白く感じたのかな。 うっかりすると暗く沈んでいきそうなのに、 なんか変、なんか面白い、って思える話ばっかりだった。 太宰に抱くイメージは相変わ... 続きを読む »
これを読んで太宰治のイメージが変わった。
流石は森見登美彦。
森見さんを透かしての太宰治はイメージと全く違った。
いやあ、もう綺麗サッパリ。塗り替えられた。
太宰治がこんなに「明るい」、「愉快な」作品を作る人だったとは。
『カチカチ山』とか読んでいて本当に笑った。
声を挙げて笑った。
これは一読の価値あり。

へんてこであること、愉快であることを基準に選んだ森見登美彦による太宰治の傑作選。走れメロスが読みたくなって購入。
中学生のころは頑張れメロス!と純真にメロスの置かれた境遇に同情し、応援していたも...





