グラデーション (光文社文庫 な 26-5)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334747831

感想・レビュー・書評

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  • 変化しているようで、あまり変化していないようで... そんな成長 (過去の積み重ね) がまさにグラデーションになってる。盛り上がりにも、オチにも欠けるけど、ふとノスタルジックに読んでみると心地よい。

  • 社会派ではなく恋愛をからめた女性の成長譚の方の永井作品。
    恋愛といってもベタベタしていたり、内心の嫉妬心を隠したりしていないので、1人の人間の物語として男性でも大丈夫な内容でした。

  • 14歳から23歳までの10年間、一人の女性を描いた
    連作短編です。
    ちょっと真面目な女の子が、友人や教師や家族などと
    どう感じてどう成長していくのか。

    ラストがもうちょっと違う形だったらもっと評価は高かった。

  • 【あらすじ】
    恋愛ネタに盛り上がるクラスメイトを、いつも一歩外から冷静に見ていた中学生の真紀は、みんなのように楽しめない陰気な自分が嫌いだった。しかし、そんな真紀のことを真っ直ぐに見ていてくれる人がいる。いつまで経ってもあの頃と変わらない友達もいる。14歳の少女から23歳の大人の女性へと、グラデーションのように少しずつ成長していく10年間を描いた、どこか懐かしく爽やかなストーリー。

    【感想】

  • 淡々としていて、すきだなぁ。
    主人公は、何だか自分に自信がないみたいだったけど、実はいつもぶれてなくて、うらやましい感じだった。しかも、ちゃんと中身のある、いい人にばかり好かれるなんて、いいなぁ。

  • 2013/04/16
    復路

  • こういう軽く読める作品は好き。
    でも印象に残らないのも確かだけど。。
    読みおわってまだ1週間しかたってないのに、もう内容を忘れてしまった…。

    一人の女性を時系列に追って行く作品は基本的に好きだなー。
    主人公がどんどん精神的に成長していく気がして。

  • 主人公の14歳から23歳までの10年間描くという内容。『スコーレNo.4』と似ているということで読んだのだが、う~んインパクトが弱いなあ。

  • 女の子が恋をして、少しずつ成長していく姿を自然に描いています。派手なエピソードはなく日常が描かれています。懐かしくて甘酸っぱい暖かい作品。
    本当にドラマは何もないけれど、たまにはこういう話を読むのもいいなーと思いました。

    ☆あらすじ☆
    桂真紀は中学校に通う女の子。みんなが憧れている先輩の男子から誘われて一緒に帰っても、気後れが先に立つ。学校行事で行った夏のキャンプでも、誰がカップルになるかで盛り上がる友だちの話に素直に入っていけない。そんな彼女を驚かせた友人の思い切った行動とは―。十四歳の少女が二十三歳の大人の入り口に立つまでの十年間を丁寧に描いた連作小説。

  • タイトル買い。
    愛情に飢えてるけど、愛され者の主人公

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