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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
畠中恵らしい江戸+人ならぬもの。同じ世代の若者がたくさん出てくるけれど、きちんとキャラが書き分けられていて、読んでいて迷うこともありませんでした。
ラストが、そうなると予想はしていたものの、キュンときます。
畠中恵のこころげそうを読みました。
江戸時代を舞台にした幼なじみたちの恋模様を描いた短編連作でした。
下っ引きの宇多の幼なじみ於ふじとその兄千之助は、半年前誰かによって川に突き落とされ、亡くなってしまいます。
ところがその於ふじが幽霊になって長屋に戻ってきます。
密かな恋心を抱いていた於ふじの幽霊の助けを借りながら、宇多は於ふじを川に突き落とした下手人を見つけようと調べを進めるのでした。
江戸時代を舞台に、家のしがらみと恋心のはざまでゆれる幼なじみたち、それを暖かく見守る大人たちが描かれています。
畠中さんにしてはあまり…、って思ったけど、ラストが。
解説にもあったけど、確かにラストのためにある323Pだわ。
幽霊の設定はあれでいいのか。私も幽霊書いたから比べてしまう(笑)
ラストシーンが本当によい。
連作短編で、謎解きもあるけど、主眼は江戸の若者たちの恋愛群像におかれてると思う。
読後、胸がきゅっとなって切ないような、幸せなような、心地いい充足感が得られて、ほんとによかった。
ただ、最初の人物紹介いらないとおもうなー。主要な若者メンバーだけで9人もいるから気を使ってリストを置いたのかもだけど、読んでいるうちに順番に出てくるしさらっと覚えられるから、リストがあるとかえって最初に戸惑うような。
どうだろ??
ほのぼのとした読後感が畠中恵の好きなところだけど…。お絹ちゃんがかわいそう。最後まですっきりと想いが適ったわけじゃないし。ま、なんとなくこの先うまくまとまって行くんだろうなとは思わせるラストだけど。
畠中恵節満載。ちょっと切なくて、歯がゆくて、人ってめんどくさい...でもそこがいい。優しい気持ちになれますね。ドキドキハラハラはなくても、ずっと読んでいたくなる...
最後はある程度は想像がつく。
なぜなら主人公の恋う女性はすでに、この世の人ではないのだから。
でも読みながら、なんとか奇跡を願ったり、どう収拾してゆくのかと考える。
みながみな、優しくてもどかしい。
日本には昔は、こんな奥ゆかしい恋があったのかとふと思う。
疲れた心にしみるような、
しみじみ、というコトバが本当に似合う、そんな本。
想う人が幽霊になって現れたとして、どうするだろう?
いや、その前に、そこまで人を、想い抜いことないなぁ。
江戸モノ。下っぴき・幼馴染・幽霊とくれば、宮部みゆき以上の期待はできないかな。と、思ったけど。畠中さんの柔らかい文章で、淡く切なく仕上げてきた。多少、冗長な部分もあったけれど、読み応え。謎解き。もろもろ入って、楽しめたのでよしとする。
幼馴染9人、それぞれの想いが交錯。
思い通りにならない恋のお話。
切ないけれど、最後に少しだけ救いがあった。
ひと組だけでもどうか、結ばれてほしいと
思いながらページをめくりました。
しゃばけシリーズしか読んだことがなかったけど、
やっぱ畠中さんの作品、好きだなー。
可もなく不可もなく。面白いけどしゃばげシリーズと構成はほぼ同じ。
毎回毎回設定の説明が入るのが煩わしい。
歴史背景は、しゃばけシリーズと同じ感じ。下っ引きの宇多を中心に幼なじみの男女9人が成長して、宇多の好きだっ於ふじとその兄が、事故か殺人か不明で死んだ後からを描く物語。”恋はしがち”~”幼なじみ”まで6篇が連続した物語となっていて、於ふじたち兄妹の死の真相もあきらかになって行くところが面白い
恋する心は現代も江戸時代も一緒。むつかしくて切ない。
そしてラストは何となく清々しい。
恋って切ないけどいいもんだなぁと、ちょっと思ってしまう。
そんな素敵なお江戸の若者達の物語。
もっと畠中 恵さんの作品を読みたくなりました。
若い人にも読みやすい時代物です。
江戸時代の青春群像。幼馴染9人で恋人同士あり、片想いあり、と少女漫画か9時ドラマみたいなキャラクター設定なのに舞台は江戸。そして物語の空気もきちんと江戸で捕物帳というハイブリッドな物語。
恋愛小説であり、青春群像であり、捕物帳であり、さらには幽霊譚であるという物語要素てんこ盛りなのにけしてtoo matchにはならずにしっかりとした作品に仕上がっているのが畠中恵の凄いところだと思います。
そしてこの人の作品に一貫してあるキャラクターへの暖かいまなざしが物語を優しく暖かいものにしています。
時代小説を普段読まない人にもオススメの一冊です。
心化粧―口には言わないが、内心恋こがれること
突然死んでしまった幼馴染みの一人、於ふじ。
その 於ふじが幽霊となって下っぴきの宇多の前に現れる。
亡くなった人を想うのはつらい。
その亡くなった人が再び現れ、しかし、その手は届かない。
幼馴染み9人にそれぞれ人生の分岐点が訪れ、
それにまつわる事件が起こる。
事件は解決しても、ままならぬ想いの行方は定まらない。
せつない視線の先にあるものは 希望かあきらめか。。。
作者は畠中恵さん。 最近「しゃばけシリーズ」に少々飽きつつあったので、本作を買った時、 実は、あまり期待していなかった。 しかし、予想以上に面白く、物語の世界に引き込まれた。 江戸の下町で、岡っ引きの手伝いをする「下っ引き」の青年 宇多を中心に、彼も含め幼馴染の男女9人それぞれの恋愛模様が 繰り広げられる短編小説集。 「しゃばけ」シリーズでもそうだが、本作も時代小説をベースに... 続きを読む »
江戸時代の話で、大人数の恋愛模様がこんがらがった話は珍しいな、感じました。ただ、人数が多すぎるのと、推理や幽霊と扱うテーマが多くて、ひとつひとつがあっさりしてるけれど。
何を書いてもネタばれになりそうで難しいな。
こころに残ったほんわかと切ない気持ち。
たんぽぽの綿毛が風に飛んでいくのをただ見つめているだけのような。
にんげんってそんなもの、なんだろうね。
恋する相手が幽霊ってところが、せつなく、空しい。先が見えるだけに★3つ!読みやすいデス。
下っ引き宇多の幼なじみの兄妹、千之助と於ふじが、神田川で溺れ、死んでいるのが見つかった。自ら落ちたのか襲われたのか、真相はわからないままだ。宇多が想いを伝えられぬまま逝ってしまった於ふじが、なんと幽霊になって帰ってきた。肝心なことは覚えていないと言うのだが…。
幼なじみの男女九人を巡る謎めいた事件と切ない恋もようを描く、お江戸の恋の物語。”
じんわりと温かいような、物悲しいような。幼馴染たちの片思いの物語が不思議な縁で結び合わさって、幸せと不幸の境が泡沫のようにわからなくなるような。…えーと、つまり、明日は当たり前にくるものじゃないって事です。






