キッチンぶたぶた (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 625
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334748838

作品紹介・あらすじ

高校三年生の由良は、幼い頃から心臓が悪く、入退院を繰り返している。いつになったら普通の暮らしができるんだろう…。ある日、「体に悪いもの」を食べに病室を抜け出した由良。そこで出会ったのは、小さな体でフライパンを振る不思議な生き物(?)の姿だった(「初めてのお一人様」)。心優しき料理人・ぶたぶたが、周囲の人々に温かな波紋を拡げてゆく四つの物語。文庫書下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 他の本とぶたぶたさんを気分に合わせて読んでます
    楽しいので、あっという間に読み終わってしまいます

    最近の私の癒しです
    ぶたぶたさんの作るプリン!食べたい!

  • テッドはぬいぐるみのくせして金髪ギャルと不埒なことをしてましたが、ぶたぶたさんも負けていません。

    美人の奥さんとの間に2人の娘までもうけてます。もちろんぶたぶたさん以外は皆人間。

    人間とぬいぐるみ…どういう仕組みで…
    キッチンやまざきでぶたぶたさんが腕を振るう料理は美味しそうだし、ぶたぶたさんは可愛いのだけれど、どうもこの作家さんの文章構成に馴染めないかも…

  • シリーズは気にしていたはずなのに、見逃していたらしい2010年12月刊行の文庫。

    ぶたぶたは、今度は洋食屋さんのオーナーシェフ?です。

    入院していた女子高生がランチに訪れて以来、食べることが楽しくなっていくお話「初めてのお一人様」

    毎日を淡々と生活していた男性の鬱屈「鼻が臭い」

    食は人生の基本です。
    おいしく食事をいただけることはシアワセなんですね。
    しかも!ぶたのぬいぐるみが短い腕をふるって作ってくれたら・・・♪

    「初めてのバイト」は、高校卒業したばかりの若葉が、従妹の代わりにバイトに駆り出されるのですが、ぶたぶたをしらない人がぶたぶたに出会うときのわくわくとドキドキが楽しく読めました。

  • 洋食屋さんの厨房に立つぶたぶたさん。今回は、ぶたぶたさんが誘拐される⁈ ん?持ち逃げ⁇ 連れ去られた先で、やっぱりぶたぶたさんマジック!街中がぶたぶたさんに癒された~

  • 可愛い!!ぶたぶたさんに興味津々です☆ファンになりました。

  • お腹は減るが、それ以上は何もない。

  • 目次
    ・初めてのお一人様
    ・鼻が臭い
    ・プリンのキゲン
    ・初めてのバイト

    ぶたぶたの話に慣れてきたからでしょうか、どれも想像の範囲内の話でした。

    とくに、「初めてのバイト」。
    ぶたぶたさんにまだ会ったことのない若葉が、風邪をひいた従姉の代わりに「キッチンぶたぶた」に行ったら、ぶたぶたさんが誘拐された!と大騒ぎになっていて……。
    誰もぶたぶたさんの外見について説明することなく、若葉に「探してきて」という言う不自然さはさておき、みんなの言葉だけで状況を想像する若葉を面白がるのはちょっと悪趣味だなあ、と思いながら読んでいたのですが、最終的にやっぱり面白かったわ。←悪趣味だなあ

  • ■書名

    書名:キッチンぶたぶた
    著者:矢崎 存美 (著)

    ■感想

    久しぶりのぶたぶたさん。
    今回はキッチン(レストラン)編です。
    特筆すべき点はないし、展開は基本同じ(悩みを持つ主人公登場→ぶたぶたさんで出会い→
    ぶたぶたさんに驚く→少し前向きになる)なのであれですが、相変わらずの安定度で
    安心して楽しめます。

    なんか、文字に疲れたり、小説読む気になれない時とか、この本を読むと他の本に
    また手が出るようになる感じ。
    それぐらい読みやすく分かり易い本です。

  • いつもながらにかわいいぶたぶたさんが活躍します。
    『鼻がくさい』は個人的にあまり好きではなかったけど。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000053382  資料ID:0128724 請求番号:913.6/Y67

  • 洋食屋さんを営むぶたぶたさんとお客さんの物語。
    どの料理も美味しそうで食べたくなった。

  • 久しぶりのぶたぶたさんシリーズ。
    かなり前の作品なのだが、読んでいなかったので、今回読んでみた。
    相変わらずほっこり。。

    ナポリタンと、メンチカツが食べたくなった。。
    お腹すいた。。(笑)

  • 洋食屋のぶたぶたさん。特別何かいい話がつまっているというわけではないのだけど、ほっこりする。お味噌汁を出汁からとって作ってみようかなと思った。

  • 見た目は可愛い豚のぬいぐるみ。だけど奥さんも子供もいるキッチン山崎の料理人(豚?)のぶたぶたさんのもとに訪れる人々の短編集。
    このシリーズを読むのは初めてだったので、最初はぶたぶたさんのサイズ感とか頭に思い浮かべるのに苦労しましたが、最後の方にはすっかりぶたぶたさんを受け入れている自分がいました。
    話の一つ一つは大きなパンチがある物語ではないので、ハラハラドキドキしたい人には向いていないかも。私は鼻が臭いのお話が好きでした。

  • 外観と内装のギャップが目に浮かんで、面白そう、行ってみたいと思いました!
    そして、ご飯も美味しそう!
    会社の近くにあったら、ランチ通っちゃうだろうなぁ
    ぶたぶたさんと料理目当てで!
    そして、午後も頑張ろうって思えるんだろうなぁ

  • ぶたぶた用に足場が組まれたキッチンで軽快に料理する彼を愛でたい!プリンが食べたくなっちゃった

  • ぶたぶたシリーズ最新作。今回は、「ぶたぶた」さんが洋食屋さんです!以前から矢崎在美さんの描く食べ物はおいしそうだと思っていましたが、やはりうまそう……じゅる。「なんてことない」日常のなかの、ちょっとした出来事を描いたシリーズなのですが、どこかほっこりします。このシリーズは、他の話とは続いていない短編のシリーズなので、どこから読んでもOK。これはおいしそうだから特におすすめ!私は「初めてのお一人様」が一番好きかな。

  • 読み終わりました。

    どの料理も美味しそうだった。。

    というより……
    ぶたぶたさんが作る料理はみんな美味しそうで
    食べてみたい(笑)

    私もぶたぶたさんのお店行ってみたくなりました( 〃▽〃)


    何より驚いたのは秘密のアップルパイに出てきた
    パイ。。
    実際にあるんですね!
    北海道かぁ~遠いな。。

    北海道に住んでる方で
    食べた方の感想知りたいです(^o^)
    やっぱりトロトロなんでしょうか。。

    とても気になりました♪
    近くに住んでる方が羨ましい。。


    本編も良かったです。
    ナポリタン美味しそうだった。
    ぶたぶたさんの料理を食べると、
    食欲がだんだん出るようになった子の話……
    良かったなと思いました。
    続きはどうなるんだろうと思いながら読みました。

    どのお話も続きが気になる終わり方。。
    ついその後が気になってしまうことばかり……


    ぶたぶたさんがサウナに行くエピソードはビックリで、
    それには理由があるわけで……


    プリンのお話は、読んでいてプリンが食べたくなりました!
    美味しそうだったな。。

    そして最後。。
    何だか繋がっているようで不思議な展開。。

    あのぶたぶた騒動はビックリしました。(笑)



    ハンバーグサンドとか美味しそうだった。
    和風メンチカツでしたっけ。あれも美味しそうだった。



    ………すみません。。
    美味しそう美味しそうとばかり。。

    【でも、こんなにおいしいものが一日のしめくくりに食べられるのなら、明日もきっとがんばれるはず。】
    この言葉いいですね。。




    食べ物が出てくると何だかワクワクして……
    もっと色々な食べ物が出てくる
    ぶたぶたさんのお話読んでみたいなと思いました。

    ぶたぶた饅頭とか
    ぶたぶたアイスとか出てもおかしくないな~
    きっと可愛くて食べられないくらいで…

    もし、そんな食べ物があったら
    見てるだけでも
    自然と笑顔になれる食べ物。。


    実際にそういうのもあったらいいですねー

  • このシリーズは短編で軽くて優しくて読みやすいのに、読後、何かプラスな気持ちになれる。
    もともと入院中に読みはじめて、すっかり魅了された。
    今も自分が療養中なので、第1話が、入院患者の女の子が病院

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著者プロフィール

一九六四年、埼玉県生まれ。八五年、矢崎麗夜名義で星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞し、八九年『ありのままなら純情ボーイ』で作家デビュー。主な著書に「ぶたぶた」シリーズ、「食堂つばめ」シリーズ、「NNNからの使者」シリーズ、『あなたのための時空のはざま』など。

「2022年 『おいしい旅 想い出編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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