美女と竹林 (光文社文庫 も 18-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334748951

作品紹介・あらすじ

「これからは竹林の時代であるな!」閃いた登美彦氏は、京都の西、桂へと向かった。実家で竹林を所有する職場の先輩、鍵屋さんを訪ねるのだ。荒れはてた竹林の手入れを取っ掛かりに、目指すは竹林成金!MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)のカリスマ経営者となり、自家用セグウェイで琵琶湖を一周…。はてしなく拡がる妄想を、著者独特の文体で綴った一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 登美彦氏が竹林を刈ろうとして中々刈らない話だ。

    内容はもはやどうと言うことはないのだが登美彦氏の文章が読みたいそこのあなたにはとても満足の行く本ではないか知らん?

  • 「人生に必要なものの一切が竹林にある」

    作家だけでは将来ちと不安である。

    そうだ、竹林経営だ。

    眼前に広がる孟宗竹。
    脳内に拡がる妄想竹。
    微笑む美女、逸れる脇道。

    竹の用途は幅広いな!

    万感の思いで竹を割ると、
    中身はしかしカラッポであった。

    /////

    竹林伐採→竹林経営→竹林成金→MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)カリスマ経営者になり安泰暮らし!人生バラ色!

    生い茂る孟宗竹を凌駕する《妄想竹》物語。行動力ある根暗で阿呆で大変愛すべき方だなぁと、ますます推せてしまう

  • 実に無益なエッセイであった。もちろん褒め言葉である。

  • ろくでもなく素晴らしい作品です‼
    妄想の極致
    いろんな事で悩んでる人は
    この本を読むことをお勧めしますワラ

  • ぐだぐだと話は進み、あまりの展開の少なさに眠くなるのに、森見登美彦氏の事がさらに好きになるという不思議な本。

  • 美女と竹林 というタイトルから森見登美彦氏による昔話のパロディ系か、きつねのはなし系かと思いきや、ひたすらにグダグダな竹林伐採や空想話し。とにかく森見登美彦氏のちょいとこじれた竹林愛のお話。よほど竹林がお好きなんですね。

  • 森見氏が書くとんでもない連載物。竹林の奥底に美女を見出すことはできなかったが、とにかくオモチロイ小説であった。小説というのはフィクションで現実離れしたものが多いが、ここまで「妄想だよ」とわかる作品は初めて。

  • もう広いのか狭いのかわからない妄想の、それをこねくりまわした文章が脇道それまくりで竹を切るだけなのに良く一冊になったなと笑。ただ、やはり単純に楽しく読める。私は好きですよ。

  • 連載で読んでたらもっと楽しかったんだろうなとは思う。

    面白いんだけど1冊の本として読むと少し物足りない。 でもヤマもなくオチもないのに読んでいて楽しいのは、森見登美彦の文体のなせる技。

  • 無計画、ご都合主義からの大団円。
    中身は…だが、とにかく森見節が面白すぎる。
    ヘンテコな文章がオモチロイ!好きだなぁ♡

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著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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