猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)

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制作 : 関口 英子 
  • 光文社 (2006年9月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334751074

猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ロダーリ作品の、何が起こるかわからないドキドキ感を堪能した1冊。
    短い16篇のお話は風刺の効いた辛口ファンタジーで、ついついにんまりしながら読んでしまいます。

    家族から煙たがられるおじいさんは猫になっちゃうし、クリスマスプレゼントの自動人形はなぜか洗濯機内蔵。
    宇宙人はピサの斜塔を奪いにやってくるし、社長の息子はバイクと結婚すると言いだすし。
    突拍子もなくいろいろなことが起こっているのに、それを読者にすんなり受け入れさせてしまうのが、ロダーリの魅力だなぁと思います。

    ほかのロダーリ作品もぜひぜひ読まねば!

  • イタリアの児童文学作家によるファンタジー短篇集。
    ユーモアたっぷりで不思議な世界観の中に
    アイロニーとナンセンスが散りばめられています。
    表題作の「猫とともに去りぬ」がお気に入り。
    読後に心がフッと軽くなります。
    こういう素敵なお話にはもっと若い頃に出会っていたかったな。

    長新太さんの絵本が好きな方ならきっとはまります。

  • 奇想天外な展開に冴え渡るユーモアセンス!多分母国語じゃないと半分ぐらいは理解できていないだろうと薄々感じながらも、読み進める内にノリが理解できてきました。久しぶりに純粋に「お話」を楽しむ本を読んだなと思います。
    翻訳も読みやすいですし、題名がいちいちステキですね。
    読みやすい長さの短編で構成されているので、枕元に置いて寝る前にちょこちょこ読むのに丁度良かったです。個人的にピサの斜塔の話がドタバタしてて楽しくてお気に入りです。

  • こういう風刺がバッチリ効いたちょっぴり
    刺激の強い作品は大好きです。
    まさに大人のための童話。
    本当に予想もつかないことがよく起こります。

    表題作はまあありえないけれども
    ある種の自由への渇望が
    彼らを「猫」へと変化させてしまうのでしょうね。
    だけれども幸いにも主人公の男には
    「自由」を渇望することはしたけれども
    頼ってくる人がありました。

    そして…人のせいにする人を
    徹底的にあざけっている作品もあります。
    そして嫉妬心の浅ましさも同時にその作品は
    伝えているのです。
    つまり原因が分からないのなら
    それなりに努力をしろ、ということかと。

    こんな面白い作家がいたことに
    驚きでした。

  • ああ、やっぱりロダーニさんの作品は好きだなぁ・・・・。  この年齢になるまで出会えなかったのがホント残念だけど、逆に今の KiKi だから彼の作品の良さがわかるという部分も多いような気がします。  どのお話も言ってみればナンセンスの塊なんだけど、そこに風刺とか皮肉が含まれているので思わずクスクス笑いながら読めちゃうんですよね~。  短編集だから1編1編が短くて、気軽に読めちゃうわりにはどの1作にもピリリと利いた刺激(毒?)がある。  こういうユーモアセンス、KiKi は憧れちゃうんだよな~。

    どの1編もとっても気に入って面白かったんだけど、特に KiKi にとってお気に入りだったのは「ヴェネツィアを救え あるいは 魚になるのが一番だ」 「箱入りの世界」 「ベファーナ論」 の3作です。

    (全文はブログにて)

  • 「ピアノ・ビルときえたかかし」が1番好きでした。
    けれど、個人的にはロダーリだとチポリーノの方が好きです。
    チポリーノ復刊してくださり、岩波さんありがとうございます。

  • イタリアンファンタジー短編集☆
    ファンタジーよりユーモアたっぷりSF色出てる気が
    編に登場するマンブレッティ社長がステキすぎ最初は全部に感想書いてたケド文字数多くなりスギたので、一部だけ☆
    1◆私も数日ダケ猫になってみたい~でもこういうのは人間に戻った途端…だよね?
    2◆なんだか私のイメージするイタリア人凝縮!車・芸術・人情・裏社会何故に白雪姫っぽいの~
    3◆肩の荷の意味が!可愛い2人だな~
    5◆社長に息子がいたなんて家族全員がアレですね~私だったら洗濯しか出来ない配偶者はちょっと…嫌だ★
    6◆汚名を晴らす為、恋人たちの為に闘うピアノマン西部劇ちっくなのにBGMがクラシック♪
    9◆宇宙版シンデレラ
    12◆社長スゴすぎ家族がアレだし本人もコレだし…結構不幸なヒトかも…自業自得だけど★全部が庭師の所へ逃げ出すかと思ったョ
    15◆魔女の三大道具話やっぱりほうきは魔女スタイルに必須ですよ!しかしこれにも社長が
    16◆締めは神話愛する妻が身代わりになってもいいなんて…なんて王友達にはこまめに連絡いれよう!
    古典作品の新訳ですが、読みやすく面白いです♪他のも読んでみたいな

    20070319

  • 久しぶりに、大人の極上のファンタジーを味わっています。というのも、題名が気にはなっていたものの、最近ようやく読み始めたところで、いやもう、これがユーモラスで、洒落てて、知的で…もったいないので(短編集ですし)ゆっくり読んでいます(笑) ジャンニ・ロダーリ氏、なるほど、イタリアを代表する児童文学作家・詩人・ジャーナリスト…ですか、「チポリーノの冒険」も復刊してほしい。

  • タイトルのインパクトに惹かれてつい借りたら、そっか、チポリーノの冒険の人か~。懐かしい。
    本気でふざけるのは楽しかろう。読む方も楽しい。

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猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)の作品紹介

魚になってヴェネツィアを水没の危機から救う一家。ピアノを武器にするカウボーイ。ピサの斜塔を略奪しようとした宇宙人。捨てられた容器が家々を占拠するお話…。現代社会への痛烈なアイロニーを織り込んだ、ユーモアあふれる知的ファンタジー短編集。

猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)のKindle版

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