知への賛歌――修道女フアナの手紙 (光文社古典新訳文庫)

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制作 : 旦 敬介 
  • 光文社 (2007年10月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334751425

知への賛歌――修道女フアナの手紙 (光文社古典新訳文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 【本の内容】
    詩こそが最高の文学だった17世紀末。

    ソル・フアナはそんな時代に世界で最も愛された詩人だ。

    美貌の修道女でありながら、恋愛や抑圧的な社会への抗議をテーマとした作品を残した。

    彼女の思想を明快に表現した詩と2通の手紙を、詳細な解説とともにまとめたわが国初の試み。

    [ 目次 ]
    詩のアンソロジー
    告解師への手紙

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • PDF
    メキシコ

  • メキシコ人詩人 ソル・フアナさんの詩集。
    音節の美は翻訳作業で消えてしまうんですよね

  • 古典新訳文庫の創刊当初はほとんど出るもの全て買っていて、これも確かその流れで買ったものだったんだけれど、作者のこともろくに知らないし一生手に取らないんじゃないかと思ったのだけれど、最近詩にちょっとハマっててこれも前半が詩集だったのでその流れで読んだ。

    基本的に翻訳というものはどうしても喪われるものがあって、特に詩の場合ほとんどそれは致命的なものだと思っているのですが、
    それでもここに載っている詩は良いなあと珍しく思いました。
    本当は韻とかが踏まれているようで、それはさすがにサポートできていないんですが。

    後半部分の手紙は、頭の切れる女性が私は何か間違っていますか?どこが間違っていますか?間違ってないでしょう?とねちねち論理的に責めていくところが面白かったです(笑)

    他の本を読んでみたいと思ったのだけれど日本ではこの本しか出ていない模様…。

  • 17世紀末のメキシコで名声をほしいままにした、修道女フアナ。学問がしたいために修道女となる道を選び、新世界・旧世界で為政者階級にも支持される一方、女性である事、修道女である事の枠をはみでがちな彼女の才能を非難する人々も多かった。
    しかしそんなこと言われて黙っているじゃじゃ馬ではない!溢れる才気で反論するが、その言葉の中にも理解されない彼女の悲しみが垣間見える。

  • 購入。

  • フアナは凄い。メキシコで紙幣になっている。彼女は学問がしたい、本が読みたいために戦略的に修道女になった。
    救済されたい、と願う。
    誰にも不可能ごとを成し遂げる義務はない。
    いくつかの学問分野を獲得するために休みなく複数のことを勉強し、そのいずれにも特別に傾倒することなく全てに等しく心を注ぐ。

  • 詩と手紙です。

  • なるほど、と思える面と、思えない面が倒錯して、混乱させられる。でも、それは答えの出ない問いに対する彼女自身の思想の発露だと想うのでそれはそれで凄く素晴らしいと感じた。修道女やカトリックの背景について詳細には知らないが、それらしくなささが出ている気はする。(もともと修道女は「このような性質」をもっているのか否かについてはわからない)当然、立場上理想とされることと、彼女自身曲げられない信念があって、その折り合いをつけながら、どうやって文学という道を生きたのか。私はここに葛藤を見出し、その葛藤は結果論として美しいと思う。責任転嫁・自己正当化が出ていて、人間らしいと言えば、そうで、ここまで明らかに表明されているのは非常に面白いと思う。「毒舌じゃなく、素直なんです」みたいな、そんな日本人の柔かな丸い感覚とは異なる、角々しい三角或いは四角なイメージ。

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知への賛歌――修道女フアナの手紙 (光文社古典新訳文庫)の作品紹介

詩こそが最高の文学だった17世紀末。ソル・フアナはそんな時代に世界で最も愛された詩人だ。美貌の修道女でありながら、恋愛や抑圧的な社会への抗議をテーマとした作品を残した。彼女の思想を明快に表現した詩と2通の手紙を、詳細な解説とともにまとめたわが国初の試み。

知への賛歌――修道女フアナの手紙 (光文社古典新訳文庫)はこんな本です

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