鹿と少年(上) (光文社古典新訳文庫)

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制作 : 土屋京子 
  • 光文社 (2008年4月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334751531

鹿と少年(上) (光文社古典新訳文庫)の感想・レビュー・書評

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  • そもそも、この物語が
    子鹿物語だと知らずに手に取りました。
    そもそも児童書版のほうも
    読んでおりません。

    一人の少年が自然のおきてを学び
    恋することの基礎、
    そしてそれにまつわるドンパチも学び、
    自然の中の危険も学び…

    一番大きいのは、
    大切な友人の死でしょうか。
    元から地雷を抱えていたのですが
    ついに、爆発してしまいます。
    だけれども、彼は大事なプレゼントを
    ジョディに用意してくれていました。

    子鹿とはどうなっていくのかな…

  • 人・自然を通してたくさんの事を感じ学んで成長していく少年と鹿の物語。少年の心境、行動に注目です。

    熊本学園大学:スイートポテト

  • 日本では子鹿物語で知られる作品の新訳。
    そもそも、内容自体も知らなく、本書を手にとって物語を読んだ。
    自然、動物の描写。
    生きるために必死の家族。
    その背景から結ばれる少年と子鹿の物語。
    児童文学にもなっている作品だけども、なまっちょろいもんじゃない。
    非常に、自然の過酷さが全体として味わうことができる。

    これから、少年と子鹿はどのように成長するのか続きが楽しみな上巻。

  • 一般的には「子鹿物語」の名前で知られている
    生きるということの本質を描いた小説。

    世の中の厳しさ、不条理さを描いており、
    善良なペニーはガラガラヘビに噛まれ、
    純粋なフォダーウィングは幼くして死に、
    バクスター家の生活はカツカツである。

    だが、それと同時に自然の美しさ、
    困窮した時の周囲の人々の暖かさも描いている。

    先に映画を観てから原作を読んだが、
    自然や人々の生活の描写がより緻密であり、
    映画版では省略されたエピソードや
    登場人物が幾つかあるようだ。
    バックは原作では重要な人物だったのか。

    結末は知っているが、下巻も楽しみ。

  • とにかく父親のペニーがかっこいい。体はとても小さいけれど、本物の大人の男のかっこよさ。
    自然の豊かさ厳しさ。登場人物たちの一筋縄では行かない深みある造形。大人の世界に足を踏み入れ少しずつ成長していく主人公。欲しかったペット、仔鹿との出会い。
    成長と喪失の物語。構成の巧みさに舌をまく。

  • 懐かしくなったら何度でも読み返したくなる2冊。

    自然と共生している、少年とその家族。
    父親は背が小さいながら、外でも尊敬されるような知識深い人です。

    鹿が少年に飼われるようになってから彼らの生活はにぎやかになりますが・・・

  •  町を離れ自然のみの開拓地で暮らす家族3人と少年が飼う鹿の話。自然との共生と簡単に言うことができない現実の厳しさが詳細に書かれている。生物の死、病気、暴風雨などありとあらゆるものに対し家族及び癖のある友人とが力を合わせて生きていく。

     終盤に父が息子に語る下記のコメントがつぼをえている。

    「だれだって、人生がいいものであってほしいと思うし、楽に生きたいと思う。たしかに、人生はいいものだ。すごくいいものだ。だが、楽ではない。人生は人間をぶちのめす。」

     解説に戦後の日本にアメリカの理想とする生活を浸透させるために「仔鹿物語」という邦訳で原作を脚色し過酷な箇所を削除した映画がつくられたとある。映画を見てないが、母の頑なな不機嫌さなど原作ならではの雰囲気が損なわれているのではと思われる。父が弱っていくと並行して息子が一年で成長する様も非常によく書かれている。

  • 081215

  • 帯に書かれていた『仔鹿物語』に引かれて手に取った。邦題は簡素ながら的確、技ありだ。薄れに薄れた記憶とともに物語を追った。14の少年の成長を瑞々しく描いている。それにしてもなんて厳しい話なんだろう。だが、ラストは清々しくもある。<上下巻>

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鹿と少年(上) (光文社古典新訳文庫)の作品紹介

フロリダ半島の厳しい荒地を開墾するバクスター一家。少年ジョディもまた、両親を手伝いながら、大自然の中で暮らしていた。ある日、父親が殺した雌ジカが連れていた仔ジカを飼うことを許され、フラッグと名づける。ジョディはフラッグを友として楽しく過ごすのだった…。児童文学の殻を打ち破る画期的新訳。ピュリッツァー賞受賞作。

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