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天使の蝶 についての感想・レビュー・書評


天使の蝶 (光文社古典新訳文庫)
107人が登録 ★3.86

制作: Primo Levi  関口 英子 
本 / 光文社 / 407ページ / 2008年09月09日発売
ISBN/EAN: 9784334751661
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評価平均: 3.86
登録数: 107
レビュー数: 20
価格: ¥ 760 (参考価格:¥ 760)

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この作品に関連する談話室の質問

みんなの感想・レビュー・書評

ゆきさんのレビュー 4 読み終わった

美しく幻想的な印象を受けるタイトル同様、不思議な世界が広がる作品集。
夢と悪夢が交錯している世界がここまで独特の色を光らせるのには驚かされる。
作者は、化学者でもあるせいか、自分の持つ感性を凝縮させているような印象を強く受けた。
創作というものを楽しみながら、好きな世界を描き出したというべきかもしれない。
アウシュヴィッツに収監されたという悲惨な過去を持つ人物とは思えないほど、この作品集は生き生きしている。

ohashieddyさんのレビュー 4 読み終わった

作者が科学者だという事実を先に知ってしまったからなのか、
全体的に作品が骨格張って、別世界のレポートを読んでいる様な
感じがしました。それはとても良い意味で、です。

起承転結の[結]の部分が曖昧なのが憎い。そして面白い。

xxciiiiiexxさんのレビュー 5 読み終わった

化学者で作家のプリーモ レーヴィ短編集。科学者としての知識が微妙に醸成され、ブラックユーモアでクスリとしてしまう独特な世界観を持ったお話揃い*

urfassungさんのレビュー 読み終わった

ネタバレ レーヴィの短編集。ジャンルで言うとSF、ファンタジー、幻想? ユダヤ人、パルチザン、虜囚、アウシュビッツからの帰還者として書かれた一連の著作が有名だが、この作品を含む数冊は、化学者、教養人、想像力豊... 続きを読む »

jjkhgkjさんのレビュー 読み終わった

読んでてすっきりしないとこが良い…

のぐさんのレビュー 5

ユダヤ系イタリア人として生まれ、アウシュビッツで絶望的な状況に向き合い、化学者として生き、戦後かなりの時間が経過した後に自死を遂げた詩人、プリモ・レーヴィの短編集なのだが、彼が小説を必要とした唯一の理由は、あらゆる重力のくびきから逃れるための「軽さ」を手に入れることだったのだと思う。それほど、これがあの『アウシュビッツは終わらない』と同じ作者だとはにわかには信じがたい。 しかし、その「軽さ」はそ... 続きを読む »

ゆづるはさんのレビュー 5 読み終わった

いやはや、面白かった。ユーモアというカーテンの向こうで人類への警鐘が鳴り響いているので、楽しみながらもどこかひんやりとしたものを見つめている自分にふと気づいてしまうという、奇妙で興味深い読書体験をさせてもらった。個人的にはとても好みで、作者の他作品も読んでみたくなった。

takaYABさんのレビュー 4 読み終わった

ユーモアセンスに溢れたプリーモ・レーヴィ幻想短篇集なんですが、彼のアウシュヴィッツでの体験記や、そこからの帰還を綴った自叙伝を先に読んでしまうと、素直に楽しめないのも事実。『ケンタウロス論』に代表される、レーヴィの幻想文学ではお馴染みの動物系シリーズもどこか悲しげ。それに反して、「シンプソン」シリーズは楽しんで読めます。

ぎんこさんのレビュー 4 読み終わった

2010年11月29日読み始め 2010年12月2日読み終わり。
光文社古典新訳文庫のイタリア短編シリーズの1つ。ブッツアーティの「神を見た犬」よりももっと星新一風。星新一と同じ理系だから?
表題作「天使の蝶」は、何気なく読むと?だけど、最後まで読んで意味がわかるとゾゾゾとくる。凄惨で幻想的、黙示録的で印象深い。
連作の「サラリーマンシンプソン」シリーズも面白い。特に最後の「退職扱い」は最後怖すぎ。テレビなど受身の機械に対してのアンチテーゼ的な内容。
作品の中にACミランがよく出てくるけど、作者はファンだったのかな?それはともかく、気の利いた一冊でした。

もっちもちさんのレビュー 3

表題作が一番好き

えださんのレビュー 5 読み終わった

科学とファンタジーが絶妙に融合していて面白かったです。
シンプソンさんが出てくるたびに「次はどんな商品を持ってきてくれるのだろう?」とわくわくしてしまいました。

MarHearさんのレビュー 5 読み終わった

イタリア作家の短編集。抜きん出た寓話性で人間や社会を抉り取る。が、あまりに滑稽で皮肉が効いている語り口はストーリーが排除されていて、読み手が物語に入って感動したり、考えさせられるという作風ではないので、最初は取っ付きにくかった。
しかし、徐々にこの作家の作風に馴染むに連れて、その深みに引き込まれていく。読み終えた今となっては断言出来る。紛れもない傑作短編集。必読!

さしみさんのレビュー 3 読み終わった

好き好きかな。俺は好き。

コミナカさんのレビュー 読み終わった

良い感じに皮肉が利いていて、くすくす笑いが止まらなかった。本っ当に大好きだ、この本。

あやかさんのレビュー 4 読み終わった

彼の人生を知っている分、読んでいて深読みして本当に読んでるのがつらくなったりもしたんですが、基本的にユーモラスなお話でした。かなりブラックユーモアだけど。純粋にお話としてとても楽しめて、考えさせられる部分もやっぱり本当に本当にあって、うーん…ケンタウロスみたいにレーヴィが引き裂かれてたとしたら、読んでる側も引き裂かれるんだなあ。お話を楽しんでる気持ちと色んなことを考えてしまって胸がつまるのと、両方あって、どっちにも振り切れないです。でも間違いなく良い本だと思う。心から、レーヴィの小説がもっともっと翻訳されてほしいと思います。

あきらさんのレビュー 5

ケーキをあげた等価交換で友人から貰った。うおお、なんかもう物凄い好みです。

あきさんのレビュー 3

(今回は竹山氏の翻訳でないので、)竹山氏の語彙やリズムから離れて、二人の翻訳者の文体から共通するレーヴィのリズムみたいなものを抽出しようとしてしまったりして、ストーリーに集中できない私。翻訳を読むもどかしさ。

蓮花さんのレビュー 5 読み終わった

鶏が検閲をしたり、天使を作ろうとして鳥の化物ができてしまったり、創世記でヒトを作ろうとしているときの会議の様子やケンタウロスや車の性についての話、営業マン・シンプソン氏によって勧められる不思議な機械。。化学者でもあり、アウシュビッツを生き延びた著者によるものであるからなのか、科学的で自由な発想で書かれているのだが、どことなく皮肉めいている。あまり読んだことはないんだけど、星新一や渋澤龍彦のような感... 続きを読む »

さゆみ1194さんのレビュー 3 読み終わった

星新一さんっぽいですね。

全20レビュー中 1 - 20件を表示
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