純粋理性批判〈3〉 (光文社古典新訳文庫)

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制作 : Immanuel Kant  中山 元 
  • 光文社 (2010年9月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334752132

純粋理性批判〈3〉 (光文社古典新訳文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 決して読んで分かったとは言えない。しかし、同じインタレストを共有できた納得の気持ちはある。三巻はより近づいてる。因果関係、時間、現象、物自体(あるいは病気自体)、空間。存在、観念論、反省といった僕ら臨床屋が毎日取っ組み合っている命題がここでは議論される。

    カントの文章は分かりづらい。あえて言おう。文章が下手である。一説には当時のドイツ事情からわざと分かりにくくしたという説もあり、ドイツ語独特の長々した文章の特徴という説もあり、翻訳の問題という説もあるが、それを差し引いてもカントの文章が下手だ、という要素は大きいと僕は思う(素人が偉そうにごめんなさい)。中山元の解説を先に読むほうがよい。こちらはとても理解しやすい、納得のいきやすい文章である(難しいけど)。そのあとでカントの地の文を読むとずいぶん違う。

    4巻も楽しみだ。一所懸命読みたい。

  • ハイデガーの「カントと形而上学の問題」を読むために本棚から引っ張り出してきた。「観念論論駁」部分をとりあえず先に読む。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784334752132

  • 買いました。
    青山ブックセンター本店
    (2013年2月25日)

    読み始めました。
    (2013年5月9日)

    やっぱり、こう、分かるというのは、偉大なことです。
    こうした訳業をなさる人は、偉大です。
    また、訳業を支える出版社も、偉大です。
    また、それを支える読者がいるということに勇気をもらえます。
    (2013年5月10日)

    14歳の時に、『啓蒙とは何か』を手にしてから、
    カントは常に、自分の近くに置いていました。
    でも、この『啓蒙とは何か』を除くと、
    常に、もやもやして、分からないのがカントでした。
    分かるカントに出会えて、本当にうれしい。
    (2013年5月10日)

    山手線車内、原宿駅付近で読み終えました。
    (2013年6月6日)

  • 和図書 134.2/Ka59/3
    資料ID 2012200173

  • 系推薦図書 総合教育院
    【配架場所】図・3F文庫・新書 【請求記号】080||KO

  • この巻の前半に出てくる「図式」(シェーマ)という概念は、なかなか面白いと思った。
    その後に続く思索は、そろそろ難しくなってきており、厳密なあまり退屈を感じないでもない。
    「アプリオリ/アポステリオリ」という区別や、「感性/知性/理性」といった区分に関しては、当時のカントにとっては重大だったかもしれないが、現代の私たちにとっては、そんなに緻密に区別できるものでもないし、そうすることにさほどの意味も見いだせない。
    やはりカントもまた、時代の「言語」の内側にいて、別の言語空間から眺めると必然性・絶対性を欠いた思考遊戯をやっているように見えてしまう。
    「物自体」は人間には知り得ないし、感性をとおして対峙せず、知性のみから把握された知(概念)は空虚である、とカントは言うが、たとえば物質の分子-原子-素粒子へと突き進んでいった自然科学の知見の歴史そのものによって、カント的思考の枠組みは一部乗りこえられてしまっている。
    とはいえ、時代の制約を追いながらも、力強く厳格なカントの思考はやはり天才的なものであって、イギリス経験主義をはるかに超えてラディカルな近代哲学をきりひらいた事実の重要さは、いささかも損なわれることはない。

  • 1,2巻再読してから読み始めたから結構時間経ってしまった。
    この辺りがピークなんじゃないかとなんとなく思ったり。

    超越論的な分析論の巻です。

    本編よりも付録の「知性の経験的な使用と超越論的な使用の混同によって生まれる反省概念の両義性について」が面白かった。


    良いと思った定理をひとつ書いておく。

    「わたしの外部の空間の中に対象が存在することを証明するのは、わたし自身が現実存在するという、たんなる経験的に規定された意識である。」

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イマヌエル・カントの作品

純粋理性批判〈3〉 (光文社古典新訳文庫)の作品紹介

3巻の「図式論」と「原則論」では、カテゴリーの根拠づけが対象にたいしてどのように機能するのか、それと時間がどのように関係するのかが解明される。イギリス経験論(ヒューム)を根本的に批判し、認識の主体と対象の相互の関係を論じた観念論も批判する。

純粋理性批判〈3〉 (光文社古典新訳文庫)のKindle版

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