幸福な王子/柘榴の家 (古典新訳文庫)

  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334753474

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/742765

    所収作品『小夜啼き鳥と薔薇』
    小夜啼き鳥とはナイチンゲールとも呼ばれる、美しい鳴き声の持ち主。
    この鳥と人間の学生、それぞれが恋について語る所から話が始まります。
    短編ながらもメッセージ性の高い内容です。

  • 幸福な王子ってどんな話だったっけ?と思い読み返しました。
    何故か悲しい話が多かったです。
    星の子は最後ハッピーだったので救われた気分です。

  • オスカー・ワイルドの短編集、道徳的な訓話で終わらずに一捻りあるのがワイルドならではといったところか。完全な純真であったり、わがままであったりした人物が最後に報われたり、罰せられたりするわけでもなく、無意味に近い形で終わることもある。星の子のように最後は報われる話はあるものの、それでもやはり無意味に終わりそうなところもあり、必ずしも道徳的な話にはなっていない。
    とはいえ、ドリアングレイの肖像なんかに比べるとやや魅力は落ちるかなとは思う。

  • 幸福の王子は、子ども時代の童話として知っていたのだけど、図書館で何気なくめくってみたらツバメが葦に恋するシーンがきゃわいすぎて発作的にかりてきてしまい、改めてきちんと読んでみた結果、泣いてしまいまして、、
    こんなに風刺的なお話だったんだなぁという発見がありました。知らなかった。オスカーワイルドについてもっと知りたくなりました。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/742765

    収録『小夜啼き鳥と薔薇』
    小夜啼き鳥とはナイチンゲールとも呼ばれる、美しい鳴き声の持ち主。
    この鳥と人間の学生、それぞれが恋について語る所から話が始まる。
    短いながらもメッセージ性の高い作品。

  • 大人向け童話、なのかな。
    ちょっと切ない片思いみたいな。
    ツバメの話も、鳥と薔薇の話も、、
    むかーし、読んだことはあるけど大人になって読み返すと切なさ倍増。酷いなと。でも本当の愛、ととらえてもいいのかも。

    全部読み切れなく、返却2019/8月

  • 最初の二作品は読んだことがありましたがそれ以外は初めて読む作品でした。
    『幸福の王子』収録作品は皮肉や風刺が効いており、『柘榴の家』収録作品は物や色の表現に凝って装飾された文章の印象が強かったです。
    子供に聞かせると言うよりは大人が読んで文章の奥に込められたものを味わう童話の気がしました。

  • 西村孝次訳で慣れ親しんできたワイルドの童話、今回小尾芙佐訳で読んでみたけど、なかなか良かった。
    ワイルドの童話、というより小説も含めてワイルドの文章はやたらに装飾が多い。
    その割にはゴテゴテしてなくて、モノクロの映画か影絵芝居を見ているような気にさせられる。

  • 童話集。
    帯や訳者あとがきに「大人向け」と書いてあるが、子供でも理解できる筋になっている(童話なのだから当然なのだけれど)。ただキリスト教信仰が基になっている作品がいくつかあるので、その辺りが日本の子供だとあまりしっくり来ないかもしれない。
    『幸福な王子』『柘榴の家』の合本なのだが、解説にもあるが全体的に『幸福な王子』の方が話が短く、筋立てもシンプルで理解しやすい。『柘榴の家』の方は作品が幾分か長めになっており、正直間延びして感じる部分が多かった。
    個人的な好みも『幸福な王子』の方に偏るかな。
    あまりワイルドのイメージにない作品ばかりで驚いた。というほどワイルド読んだことないんだけど。

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