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- Amazon.co.jp ・本 (518ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334761202
感想・レビュー・書評
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今回も大冒険でした。
ローマの歴史を知っていたら、もっと面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書の良いところは、昨日まで遥か未来の銀河の彼方にいても、今日は紀元1世紀のローマ帝国にひたることができること。
と、いうわけで、ファルコの物語。今回は帝国といっても辺境、さらにその外側への大冒険。ただ、残念なことに、こちらにドイツの土地勘がない。さらに紀元1世紀頃のゲルマン諸部族および帝国の歴史にうとい(タキトゥスを読んだことがありません)。さらにさらに、ファルコが一度に三つも四つも任務を背負わされたおかげで、物語前半、わけがわからず大苦戦。
ところが、愛しの君の弟が登場したあたりから、俄然面白くなってきます。何しろ、この弟くん、ファルコと正反対で、育ちも立ち居振る舞いも極上なうえに性格もいい。そしてファルコと根っこのところで相通じるユーモアの持ち主。さらにノブリス・オブリージェも心得る好漢。今後にも期待が持てます。
霧深いゲルマンの森や湿地もなかなか。
もちろんファルコは四苦八苦の果てに任務をはたしますとも。
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