駆込寺蔭始末 (光文社時代小説文庫)

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著者 : 隆慶一郎
  • 光文社 (2011年11月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334763312

駆込寺蔭始末 (光文社時代小説文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 駆け込み寺という江戸時代の風習と、隆慶一郎らしい忍びや無縁者を組み合わせた面白い作品。オムニバスなのも多くの者が訪れる駆け込み寺らしい。

  • 2015/09/03完讀

    駆込寺・東慶寺,在住持為秀賴女兒天秀尼時代,獲得神君嘉康寺法女人救濟的特許,無法離婚的女性只要踩上(或身上物品觸到)男子禁制的該寺石階就受保護,在廟方勢力強的時代入寺及時離婚,後來由於廟方勢力趨弱(政府處心積慮消滅無緣勢力),僅提出御奉書,規勸夫家,女方必須在廟中待滿三年才能離婚。

    住持玉渕尼為無垢純真的少女,為保護她一受傷的纖細的心,原朝廷隠密方棟樑"麿"帶著屬下八兵衛夫妻,在東慶寺附近開仙貝屋,私下替玉渕尼處理無法解決的髒活(蔭始末)。雖然這本小品集只有四篇短篇,但依然緊扣著隆慶最關注的主題:無緣、公界、自由民在寫,讓人不禁想起它其他的一系列作品(把惡黨們秒殺的力道也令人懷念)。

    **
    「歴史家に負けぬ小説を書くこと、そして、歴史へ刻まれることなく死んでいった者たちの鎮魂の盃を傾けることー隆慶一郎の目指したものは、二つのアカデミズムの成果を根底に据え、歴史を虚構化するのではなく、虚構によって歴史を捉え直すのだという、伝奇小説の新たな局面を切り開くことだったのである。」
    「隆慶一郎作品の魅力の一つは、そうした最新のアカデミズムの成果を、ロマンの夢に組み替えることになったのではないだろうか。しかし、作品で語られるユートピアの夢が、単なる絵空事としてではなく、つねに歴史の重みを伴って語られていたことも、また注目に値しよう。作者が果敢に展開していったユートピアの構想は、いずれも、誇り高き自由民たちの血と犠牲によってあがなわれたものだった。そして、このことが、隆慶一郎作品の中において重要な位置を占める、今一つのテーマを生んでいくのである。」
    「決まった土地や家も持たず、全国を放浪して一生を終えた人々。さらには海人・山人・輸送業者。こうした一種の自由たちの目で歴史を眺めたら、一体どんな様相が展開するか。そこが何とも言えず、楽しく、面白い」(時代小説の楽しみ)

  • 隆慶一郎は手に入る者は全部読んだと思ってたけどこれは読んでなかった。若干の半村良的エロ感が他の作品とは違った趣かも。

  • 駆込寺。
    江戸時代において、夫との離縁を望む妻が駆け込み、寺は夫に内済離縁(示談)を薦め、調停がうまく行かない場合は妻は寺入りとなり足掛け3年(実質満2年)経つと寺法にて離婚が成立する。

    というお寺だそうです。
    その駆込寺である鎌倉・東慶寺で起こる男女の話。女が必ずしも弱者でないところが、好きですね。強かな女性もいるのでね。
    巻き起こるあれこれを始末する「麿」の原理も、自分勝手なところがあって、とてもよいです。
    玉渕尼が哀しまないこと。
    それだけが、彼の行動原理です。収録されている4編では、始末つけていますが、始末つけないことも多々あるでしょうね。
    好みなのは、顔を見て始末するかどうか決めよう、という場面です。

    登場人物の誰もが、自分だけに通じる原理で動いています。突きつめていくと、そう感じます。
    結果的に勧善懲悪な始末になってますけどね。

  • 作家買い。

  • 勿論著者のファンですが本書は未読でした。帯の「縄田一男編・最新版著書リスト付き」に食いついてしまいました。やばい、また本が増えるぞ。
    鎌倉 東慶寺、別名駆込寺を舞台に女性を食物にする輩に正義の刃を向ける!

    ウヘエ、えげつなくって引きまくり。ちょっと辛い。ウーッ、期待したものと違うような。

  • まだ読んでいない隆慶一郎先生の作品
    面白いし、隆先生独自の世界が広がる

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駆込寺蔭始末 (光文社時代小説文庫)の作品紹介

封建の世、迫害を受けた女たちの救いの場とされた鎌倉の東慶寺。その住持・玉渕尼は前中納言の息女で、汚れを知らない純真な少女だった。無垢ゆえに傷つきやすい少女を護るのは、麿と名乗る雅な美剣士。かつて許嫁だった少女のため、朝廷の隠密方棟梁を担う公卿の地位を捨て、寺の用心棒となった。正義の太刀が、女たちを地獄に引き房そうとする鬼どもを一掃する。連作時代小説。縄田一男編・最新版著書リスト付き。

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