三毛猫ホームズの十字路 (光文社文庫 あ 1-139)

著者 :
  • 光文社
3.27
  • (4)
  • (5)
  • (25)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 206
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334763916

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なんと晴美の目が見えなくなって。そしてタイトルの十字路のように複雑に人間模様が交錯して。一気に読んでしまう面白さ。

  • 分けて読んでいると登場人物の多さがちょっとわかりにくく感じた。女性キャラにもっと個性が欲しかったような。

  • 登場人物がやたら多く、読んでる最中は登場人物が頭の中でごちゃごちゃになってしまった。
    でも最終的にはうまく繋がり、「なるほどね!」といった感じでスッキリした。

  • 初めて三毛猫ホームズシリーズを読んだ。(結構新しめの方だが)期待してなかったが面白かった。交差する人間関係?が良い。

  • 「三毛猫ホームズの十字路」
    男は意趣返しに絵美のアパートに爆弾を仕掛けた。巻き添えをくった晴美は目が見えなくなってしまう。そして犯人は逃走・・・。一方片山は犯人の母親を尾行し、団地に行き着く。そこでは、幼女を襲う犯罪が多発していた。さらにそこでも事件が・・・。様々に交錯する事件の結末は?三毛猫ホームズ第45弾。


    久々の三毛猫ホームズ。感想としては、読みやすさは相変らず。しかし、今回は序盤でいきなり晴美が被害を被り、いつもの推理には参加しませんでした。よって必然的に片山vs石津の掛け合いも少なめ。


    その代わりか今回は登場人物が多めに感じられました。そして、登場人物の中心は久保崎、刈屋、国原の3人であるんですが、正直彼ら3人の犯行は後味最悪ですw


    なぜなら国原は完全なる人間の悪が前面に出てきた犯行、久保崎は理不尽極まりない、おまけに最後の結末が全く理解できない、そして刈屋も完全はた迷惑な野郎で・・・、正直彼ら3人に振り回された被害者やその周りの人がかわいそうで仕方が無い・・・。そんな推理とは少し離れたところが気になりすぎた最新刊でした。

  • 三毛猫ホームズシリーズも第45弾になりました。登場人物はお馴染み、兄片山義太郎刑事と妹の晴美、同僚の石津刑事、三毛猫ホームズ。今回は晴美を中心に話が展開していきますが、相変わらずサクサク読める内容になっています。
    ただ、ホームズの活躍がかなり少なかったので、☆4つにしました。

  • 再読。思いこみが激しい人々のパレード。

  • シリーズ第45弾

    すでにマンネリを通り越して伝統芸です。
    たくさんの登場人物、ややこしい人間関係が、
    すんなり理解できる説明力は作家の見本ではないだろうか。
    ストーリーそのものには複雑なトリックもなく、
    やみくもに死亡者が増えていき、
    最後はちょっと哀しい大団円だが、
    三毛猫ファミリーの日常には変化なし。
    最近はドタバタなコメディ色が薄れ、
    ユーモアあふれる落ち着いた人情ミステリーですね。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤川次郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×