恋の蛍―山崎富栄と太宰治 (光文社文庫)

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著者 : 松本侑子
  • 光文社 (2012年5月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334764067

恋の蛍―山崎富栄と太宰治 (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 夜を徹して読了。涙がこみ上げてくる力作評伝小説。太宰治とともに入水自殺を遂げた山崎富栄さんの生涯を軸にして描かれている。ファンではあるけれども作中の太宰には腹が立って仕方がない。視点は客観的で、その上胸がキュンとなるくらいロマンチック。富栄が亡き夫とデートしたシーンには涙した。太宰と富栄の距離が縮まってゆくシーンも臨場感がありかなりドキドキ。富栄さんを亡くされたお父様の寂寥感には涙がとまらない。きちんとした家庭に生まれた優秀なお嬢さんであった富栄さんが天才作家と情死するとはやりきれない結末だ。名作です。

  • 。「山崎富栄」。太宰と最後のひと時を過ごし、共に入水心中した彼女のことを私は勘違いしていたようだ。スキャンダラスに二人の死を書いた本、様々な映像化作品から彼女を「気の強い、太宰を死に引っ張った女性」と思っていた。しかし、こんなにも才能豊かで、思慮深い、魅力的な女性だったとは。順風満帆に見えた彼女の人生を次々と不幸がおそう。太宰と出会い、愛人という許されぬ恋とは知りながらも見付けた幸せ。「ここに本当の恋」があると見せつけてくれた。彼女を知った今、無性に太宰作品を読み返したくて仕方が無い。

  • 山中先生おすすめ

  • これはもはや小説の域を超えてると思う。参考文献の数しかり、取材者や取材地の多さしかり。

  • 太宰治は、なぜ、元有名美容学校の
    娘山崎富栄と入水自殺したのか?
    太宰の作品と照らし合わせながら
    紐解いています。

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恋の蛍―山崎富栄と太宰治 (光文社文庫)の作品紹介

昭和二十三年六月、入水した太宰治と山崎富栄。天才作家と日本初の美容学校創立者の令嬢は、どのように出会い、恋に落ちていったのか…。いまだ謎に包まれる情死の真実とは!?二人の生涯、太平洋戦争、恋と創作の日々、残された家族の思いを、徹底した取材で描き、スキャンダル「玉川上水心中」の真相にせまった、愛の評伝小説。第29回新田次郎文学賞受賞作。

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