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- Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334764067
感想・レビュー・書評
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山崎富栄と太宰治が出会ってからの時間が、予想以上に短いことにまず驚く。
激変する時代の変わり目の必然だったかのような二人の出会いと死が側で見ていたかのように蘇る。 -
松本侑子 著「恋の蛍 山崎富栄と太宰治」、2009.10刊行、2012.5文庫。昭和23年6月13日、玉川上水に入水、その6日後の19日、投身現場から1000m下流で発見される。愛人との情死事件により、太宰治という名は知れわたり、本は飛躍的に売れた。この本は、山崎富栄の方に焦点を置いて書かれています。美容学校校長の令嬢で才媛、外国語が堪能で、結髪・着付けなど高度な技術をもつ職業婦人。絞殺して無理心中とかいろいろな中傷にさらされましたが、喀血する晩年の太宰につきそい、結核の感染もおそれず、献身的に看護して、代表作「人間失格」の執筆を支えたのは紛れもない事実に違いない!
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太宰治は、なぜ、元有名美容学校の
娘山崎富栄と入水自殺したのか?
太宰の作品と照らし合わせながら
紐解いています。