- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334764265
感想・レビュー・書評
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矢背蔵人介最初の作品から一貫して欲が無いが、正義感と腕は人一倍。
何となく今の世の中でも、表に立って活躍して欲しい人材と思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3巻を飛ばして、8巻までを読んでしまっていて、やっと、3巻を手にして読み終えた。
毒見役の矢背蔵人介は、事前の忠告にも関わらず、烏頭のついた明石の塩が、焼き鮎に振られており、それをやられたと、思いつつも咀嚼して飲み込まなければいけない任務に、驚いた。
吐しゃすれば、良い物を、役目不首尾と、なり詰め腹を切らされるかもしれないという役目に、この仕事の大変さが、わかる。
先の本を読んでいるので、明石の塩の毒で、命にかかわった事が書かれていたのだが、、、、これほどまで、最初に口にした時から、毒物と分かっていながら、吐瀉出来ない事にも、そして、不浄門からの退出。
しかし、安倍晴明のごとき、魑魅魍魎の世界を表すような、刺客の幻想的技には、少しついていけない時代小説だと思いつつも、読み終えてしまった。
ずいずいずっころばしの茶壷の話や、祇園祭の蘇民将来之子孫也と記された護符の文言等、挿入されていて、面白かった。 -
将軍家斉の愚昧さばかりが目立ちますね。
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鬼役第3巻突入。
赤穂の塩に毒が盛られてる…というところから話が展開。
毒味役である矢背蔵人介はまさかと思い食べたらやっぱり毒だった!
という話で。
やはり養母の志乃さんがものすごく格好いい。
吉原の花魁、夕霧も結構な頻度で登場。
天皇の持ち物である、正倉院に保存してある香木「蘭奢待」を中心に描かれる3巻は
幻影使いあり、試合ありの前作よりややぶっ飛んだ内容。
しかし何度も言うけど面白い。 -
第三弾(「鬼役 矢背蔵人介 青時雨の夜叉」の加筆改題)