インビジブルレイン (光文社文庫 ほ 4-7)

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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334764333

作品紹介・あらすじ

「姫川玲子シリーズ」第4作、2013年公開の映画「ストロベリーナイト」の原作小説が文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第4弾!
    姫川さ〜ん!いくらなんでも、ヤクザに惚れたらあかんと思うで!
    今回は、色んなそんな禁断の恋がいっぱいある…姫川さん以上のも…
    姫川さんの一人舞台で、姫川班は、ほぼ脇役というか、あんまり出て来ない…

    チンピラが殺され、タレ込みが…
    そこには、警察が触れたくないものが…
    組織の論理で動く人と動かない人。
    動かない人の一員の姫川さん近辺、組織の論理もなんのその、犯人を追求する。
    犯人自体も組織の論理で動いてないな。(こっちは、暴力団の方の組織やけど)
    良く考えると善悪の両組織とも、上位下達、トップダウン、上がクロと言えばクロって感じ。
    そんな論理で動かん人が犯罪を犯し、そんな論理で動かん人が、捕まえる。
    想定外になるな…
    中には、本来の目的の為に動く人もいて、最後は、何か悲しいラスト(T . T)

    scrap and buildやな。どんな組織も同じ状態が続くとあかんようになる。常に新しい風を吹かして、良い方向に持っていかんとね〜
    姫川さん〜!頑張って〜!

  • 姫川シリーズを後ろから読んで左遷理由が不明だったが、この作品でやっとわかった。犯人を捕まえて実績を挙げたのに、警察上部の保身の為に命令無視となったという随分と不条理な理由。毅然と対処した直属の上司達が素晴らしい。今作では珍しく姫川の恋愛も出てくるが、こんなに姫川がメロメロになる印象が今までの作品から無い。巻末で作者とTVや映画で姫川を演じた竹内結子の対談が載っていたが、後に悲劇となったのが悲しい。この対談の中で作者の姫川のイメージは松嶋菜々子と明かされているが、確かにそちらが近いかも知れない。

  • このタンタンとしたタッチが臨場感あって良いんですよねー
    恋と、世代交代と、現状打破からのワクワク。
    →感染遊戯へ

  • 中学生のときに読んだ本です。
    家にあったはずなのにない…いそいで本屋さんに向かいました。

    実写映画化というワードが嫌いな私ですが、この映画は何回もみました。
    ストーリーは変わっているし恋愛要素も盛りだくさんになっていましたが、牧田さんと姫川さんが想像にばしっ!とハマったのでみていました。
    あのかっこいい牧田さんにまた会いたくて今回読みました。かっこよかったです。ヒーローではないけど。影盛りだくさんのカッコいい人です。

  • 姫川玲子第4弾。激動のストーリー展開で一気読み。ハードボイルドでニヒルな牧田。玲子の牧田に抱く恋心、ちょっと意外でした。牧田の生きてきた境遇や生き方に何らかの共感を抱いたためだったのか。玲子には一気に相手を捲くし立てる口上、悪い相手の息を止めるようなハイキック、ボディーブロー、以前のような猛烈な強さを期待しているが、全見られなかったかなぁ。。。玲子には上司を圧倒する熱い心、ナイフのような厳しい眼差し、部下には可愛らしい態度を望んでます。初期に内田貴代の黒幕説を立てましたが・・・完敗。第5弾も期待。

  • 姫川シリーズとの出会い作。

    少し切なくなりましたが、他のシリーズも読んでみたいと思える作品でした。


    内容(「BOOK」データベースより)
    姫川班が捜査に加わったチンピラ惨殺事件。暴力団同士の抗争も視野に入れて捜査が進む中、「犯人は柳井健斗」というタレ込みが入る。ところが、上層部から奇妙な指示が下った。捜査線上に柳井の名が浮かんでも、決して追及してはならない、というのだ。隠蔽されようとする真実―。警察組織の壁に玲子はどう立ち向かうのか?シリーズ中もっとも切なく熱い結末。

  • 【2023年94冊目】
    映画ではなぜか「ストロベリーナイト」のタイトルがつけられている本作。映画も観たことあるので、牧田をしっかり大沢たかおさんに置き換えて読んでましたが、うう、かっこいいですね。悪い人なんですけど。

    今までは姫川班の菊田とどうなるのか?みたいなぬるま湯な関係性が描かれていたからこそ、雷にうたれたように恋に落ちてしまう描写の数々がとても良くて。警察官とヤクザという、どうしても相容れない2人なのに、惹かれあってしまうという背徳感も、読者にとってはたまらなかったのではと、一読者なりに思ったりしました。

    結末は何度読んでもしょんぼりしてしまって、姫川は吹っ切れようとしてるのに、こっちがまだついていけてない感じですね。

  • 読んでよかったです♪
    映画ストロベリーナイトの印象があってーー姫川玲子(竹内結子さん)が、ヤクザ者(大沢たかお)と車の中で。それを菊田(西島秀俊)は遠くから見てしまう・・・だから大沢たかおを好きになれない。ーー
    ずっとこのお話が読めませんでした。いや読みたくなかった。で、第一作から再読していき、やっとこのインビジブルレインを読了しました。
    今なら、大沢たかおさん、よかったです。さらに菊田まだまだ頑張って!姫川玲子、いい。と思います。
    おすすめ。続きを読みたくなりました。

  • 以前に読んだ小説。映画も観ました!!
    牧田さんかっこいいけどなぁ、、やっぱ菊田かなぁ、、



    姫川班また結成してほしいよーーー!!

  • ドラマと映画の 「ストロベリーナイト」 の原作本だったんですね。
    ドラマは、暗い雰囲気があって最後まで見なかったように思う。

    で、この小説もあまり面白くなかった。
    というか、私は推理小説は好きじゃないからなぁ。
    だから、読み終えるのに2か月近くもかかってしまった。

    刑事とヤクザの話。
    そういう世界も現実にあったりするんだろうけど、私にはほぼ縁がないしね。
    まあ、平和のために存在は必要だとは思うけど、理想を言えば事件が起こってから真相究明するんじゃなく、その真相から今後、未来に向けて事件が起こらないようにする方がよっぽど大事だと思う。
    けど、そういう行動があまりにもおかしすぎる。
    法律作って、あれダメ、これダメって言ってるだけのような気がする。

    まあ、さすがに誉田哲也さんの小説だけあって、細部までしっかり無理のないストーリーでした。
    青春小説の方がお勧めだけどね。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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