私のこと、好きだった? (光文社文庫 は 1-8)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334765002

感想・レビュー・書評

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  • 多恵がヒステリックだけどまあそうなるのも仕方ないのかな~
    幸せになりたかっただけなのに
    幸せって結局なんだろうね

    改めて結婚適齢期には結婚したいと思った。40過ぎてからの結婚、この本は美談で語ってるけど自分自身が納得できない。あーそもそも相手がいないわ

  • 随所に林真理子的主観が入っていて林真理子らしい作品だった。

  • ドロドロしているけれど、性格のよい前向きな主人公にすくわれる感じ。

  • 主人公は42歳のアナウンサー。
    42歳って、焦りも諦観も、まだまだ自分は…という思いも持つ微妙な年頃だと思う。ことさらこの主人公は、一般的な会社員ではなく、女子アナという衆目にさらされる仕事。つらいだろうなと思う。年を取ることは悲しいことでもみにくいことでもないのに、それを笑おうとする風潮はいただけないなと思う。

    巻末の中井美穂との対談で、著者は言う。
    「(この小説で言いたかったことは)失った青春を取り戻そうとする行為は、果たして幸せにつながるのかということ」とある。
    恋愛に限らずそうだと思う。なにしろ42歳だから。でもそんな日々を過ぎれば、諦念という言葉は違うけれど、なんとなく過ぎ去った気分にはなれる。

    兼一の病気がよくなるといい。美季子の子どもが元気に生まれてくるといい。

  • ◆アナウンサーとして、どう生きる?

    恋愛より、そっちのほうが気になった。
    フリーで生きるか、正社員で生きるか。

    ちょうどテレビで40代すぎの局アナが出てたとき、ふとこの小説を思い出した。

    ホントに、この本の通り。
    身体張って番組出てるのに、イジられて。
    イジられ方も同じで正直、驚いた。

    一生懸命な人をからかうのは、低レベル。
    それに、その年齢をあおることで、
    大衆も敵にしてると思ったほうがいい。
    40代以上の視聴者をもっと意識すべき。
    若い人は、テレビなんて見ないんだから。

    変なことしなくったって、
    頑張ってるベテラン見るだけで、
    私も負けてらんないって自然と思うよ。

    なんかメディアはディスられすぎて、
    おかしな方向に行ってる。
    NHK以外の各テレビ局、どうしたものか。

  • 大学時代のグループ内で結婚した、兼一と美里。
    兼一は浮気してこどもができ、美里と離婚する。
    美里は、ガンに侵され逝く。
    二人の友人の美希子は独身のアナウンサー
    いくつかの恋愛を経て、結婚するが身ごもった子供が
    ダウン症だとわかる。

  • 最後にどんでん返しがあるのかと思ったけどハッピーエンドで終わった。
    最後だけちょっと泣けた。
    前に読んだ同じ林真理子の本の「anego」と設定や展開が似てる。

  • 2014年の一冊目としてはやや選択に失敗した感が…林真理子はなかなか幸せを書かないけど、それがリアルなんだろう。
    若い頃のいい思い出にしがみ付いてても、前進はなくて、前を向いて、自分自身で選択を重ねていかなくちゃいけないのね、というのが感想でしょうか。

  • 暇つぶしにはいいかな。

  • 林真理子の本にしてはわりとライトだと思った。自分と同じぐらいの年齢の女性が主人公。年齢と仕事と結婚といろいろなことに思い悩みながら、ある意味ずうずうしく生きている。女性の心の描写がいつもよりはどろどろしていなくて、共感度が高かった。

著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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