カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫 ひ 6-13)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334765293

感想・レビュー・書評

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  • 同著者の作品に比べると推理要素は少ないものの、ヒューマンドラマとして楽しめた。最後まで犯人はわからなかった。読み返すと面白いのかもしれない。映像化もされていたんですね。そっちの方が興味があります。でも無料配信はされていないみたいで残念・・・。

  • 大体予想がついてしまって後半は惰性で読むハメになってしまいました…
    事件というか全体的に不慮の事故の連続、という感じですし、最後はそれでいいんだ?と首を傾げてしまいました。
    私が娘の立場なら嫌だなぁ。
    もう一捻りあると楽しめたと思います。

    先生らしい作風で分かりにくい箇所は全然なく、サクッと読めるところは良かったです。
    全て行ったことはない場所のはずなのに風景が思い浮かぶ土地がチョイスされてる気がするのも素晴らしかったです。

  • 柚木の真相に辿り着く速さと推理力がすごい。真相がだいぶ複雑だけど全部回収する最後の手紙も良かった。「カッコウの卵=遺伝子」で風美がほんとは誰の子かって話かと思ってたけど、「カッコウの卵=才能」で風美と伸吾の才能は誰のものかっていう話だったことを読み終わってからわかった。

  • やっぱりオチは全然予想がつかない。。

    最後はいい意味で期待を裏切ってくれる。

  • 犯人の動機が最後の最後まで
    薄くてあまりインパクトがなかった。
    それでもストーリーは
    面白くよく、ねられていると思った。
    でも結局、娘が真実を知ることは
    ないのかなあ。
    緋田さんはいつ娘に真実を伝えるんだろう。
    上条一家がが一番つらい結末をおったな。
    父親がだらしなさすぎるせいで
    息子や妻にまで迷惑をかけて…
    みんなの行く末が気になる物語でした。

    とにかく、娘の出生や犯人、その動機
    いろいろと気になることが増えて
    読むのに飽きはこなかった。

  • やっぱり才能、努力の前に本人のやる気がないと何事も大成しないのかなと思った。
    あの遺伝子の研究は面白いと思うが、倫理的にどうなのだろう。

  • 自分の子供だと信じて育ててきた子が赤の他人だった。しかも、オリンピック選手を目指して育てた娘。
    血のつながりがあるかどうかは別にして、親の思いを子供に託すのは何か違和感を覚えてしまう。
    ストーリー展開としては終盤になって展開多すぎな印象…。

  • この小説を日をかけて読んだこともあるが、内容が複雑で、最終的な犯人などが頭にスッと入るのが遅かった…

    最後の20ページくらいで、全部完結しちゃってるのがなんか勿体無い気がした

    東野圭吾の作品はどれもこれも好きなのだが…

    これは2回目は読まないかな(>_<)

  • 遺伝子をテーマにした不思議系な話かと思いきや出生の秘密を守りたい緋田と遺伝子によるスポーツ選手の育成の研究を推し進めたい柚木を中心にある事件をきっかけに明らかになっていくストーリーがとても面白かった。

  • 血の繋がっている親子と血の繋がっていない親子がいる、世の中にはいろんな家族の形がある。血の繋がりは揺るぎないことで、親子であることは代わりない、しかし血の繋がりがなくとも親子は親子は家族のあり方を考えさせられる作品

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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