マナは海に向かう (光文社文庫)

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著者 : 喜多嶋隆
  • 光文社 (2013年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334765927

マナは海に向かう (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 如何にもなCFガールシリーズ。現実味のない流れな方向になったとしても、何時ものドタバタ振りで定番の決まり口で締める。一話完結のシリーズ物として、毎々安定した面白さは素晴らしい。

  • 祖父を失った女子高生マナの成長を中心に、同級生たちや元ボクサーの漁師、フィットネスクラブのスタッフなどの周りの人間との交流・成長・変化も描いた作品。

    良かった点
    ・どの主要キャラクターにも一定の結末が与えられていて、作品としてよくまとまっている点。風呂敷を畳めている。
    ・とても文体が読みやすく、気軽に読めた。

    気になった点
    ・登場人物の描写が説明的で淡白。物語に必要な情報以上のものが与えられておらず、想像膨らませながら読む、という感じの作品ではなかった。これは好みの問題だとは思うが、読者に想像を任せる部分を多くしても良かったのではないかと思う。

    手軽に読むには良い。ただ、作品から作品以上のものを見出すのは難しいと思う。

  • 何年ぶりかの?喜多嶋隆。大学に入る頃まで良く読んだか。湘南葉山を舞台に人の生死も織り交ぜつつ、悲しくなりすぎないように描くのが喜多嶋流。人間の心象を深く掘り下げていくわけではないが、誰もが違和感なく共感でき、読んで良かったと思える。本作も主人公の「マナ」を中心に高校生3人の人間的成長をさらっと描写している。爽やかな読後感に満足。

  • ベテランの漁師だった祖父が海に消えた。
    巨大なマグロを相手にするうち、海に引きずり込まれたと推測した高校生のマナは、祖父の名誉のため、巨大マグロと対峙する決意を固める。
    卒業を控え、自分の道に迷う同級生や漁師仲間たちと共に成長していく少女の姿を描いた青春小説。

    2013年7月14日読了。
    あらすじには青春小説と書きましたが、釣り小説といった方が正解かもしれません。あとがきにも、大物釣りを扱ったスケールの大きな作品、とありますし。
    今までの辛口な喜多嶋節とはちょっと違う印象もしました。なんだろう、視点が温かいんですね。
    今までの喜多嶋節が奮い立たせる感じだったのに対して、温かく見守っている感が強かったです。
    いつもはラストにうるっと来るパターンなのですが、今回は途中で何度もうるっとさせられました。
    数年前の作品のあとがきで、行間にいろいろなモノを含ませたい……という主旨の作者の言葉がありましたが、今回はそこを確実にクリアしたと思います。
    喜多嶋さんの作品独特のリズムと爽快感が好きで30年近く読み続けて来ましたが、今回のいつもとは違う喜多嶋ワールドも好きになれそうです。

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