ぶたぶた洋菓子店 (光文社文庫 や 24-13)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334765934

感想・レビュー・書評

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  • 今日は子供のクラス替えがあり、帰ってきてから仲の良いお友達とは一緒になれなかったけど、新しく仲良くなれそうな人もいるから良かった
    と言った子供を見て、成長したなと感動

    そして寂しくなったり、孤独だと思ったら本をたくさん読んで欲しいなと思った
    ぶたぶたさんを読むだけでも、しゅんとした弱った心に栄養をくれるから

    今回は洋菓子だから特に元気になれるよ

  • 今回はパティシエなぶたぶたさん。
    森の中の洋菓子店と秘密のアトリエ、ぶたぶたさんの顔を模したマカロン。
    想像しただけでぽーっとしてしまいます。

    そして突然「全日本高校生スイーツ競技会」に出たいと言い出す高校生男子3人。
    (そんなのあるの!?と検索してみたけどいまいち分からず…。)
    物語の始まりからワクワクMAXです。

    そしてそして、ぶたぶたさんがお菓子を作っているところをじっと見ていられるお菓子教室!!
    なんですか、それは天国ですか!?
    い、行きたいです!

    と、終始妄想と煩悩まみれの読書でした。

    • 九月猫さん
      takanatsuさん、こんばんは♪

      >ぶたぶたさんがお菓子を作っているところをじっと見ていられるお菓子教室
      そ、それは・・・確かに...
      takanatsuさん、こんばんは♪

      >ぶたぶたさんがお菓子を作っているところをじっと見ていられるお菓子教室
      そ、それは・・・確かに天国かも!!
      わたしも通いたいです~(*^-^*)

      ぶたぶたさん長らく読んでいないのですが、久しぶりに読みたくなりました☆
      2014/04/11
    • takanatsuさん
      九月猫さん、コメントありがとうございます!

      わぁい!是非とも一緒に通いましょう!
      いったいコション(お店の名前)はどこにあるのかしら...
      九月猫さん、コメントありがとうございます!

      わぁい!是非とも一緒に通いましょう!
      いったいコション(お店の名前)はどこにあるのかしら??

      たまにぶたぶたさんに会いたくなりますよね。
      ぶたぶたさんの本は落ち込んだ時の特効薬(笑)なので、未読本を必ずストックしていたのですが、お医者さんと洋菓子店を続けて読んだことでストックがあと1冊になってしまいました。
      でも、今までのを再読するのもいいな♪なんて思ってます。
      2014/04/13
  • 目次
    ・森の洋菓子店
    ・最初にやりたかったこと
    ・メッセージ
    ・帰ってきた夏
    ・たからもの

    短編集になっていますが、森の中の洋菓子店「コション」のパティシエ(ご存知ぶたぶたさん)をめぐる話で、最初と最後は高校生対象のスイーツコンペに出場する3人の男子高校生の話です。

    なぜパティシエは姿を見せないのか。
    それは、パティシエの見た目で人気が出るのではなく、味で勝負したかったから。
    だけど、自分の作ったスイーツを「おいしい」と喜んで食べてくれる人の顔、見たいよね。
    大好きなスイーツの話を一緒にして盛り上がりたいよね。

    そんなタイミングで、「コション」の車を自転車で尾行して、「コション」のアトリエ(キッチンや食材の保管庫など)を見つけた高校3年生に「スイーツ作成の師匠になってくれ」と頼まれます。
    少しずつ、少しずつ姿を現わしはじめるぶたぶたさん。
    彼を守るために一致団結する店員たち。(過保護だな)

    このシリーズはもしかして20~30代の女性をターゲットにしているのかな。
    結婚をめぐる話が2つ。

    結婚に関わることを相談しても、全て彼女に丸投げの祥一。
    彼女が喜ぶことならなんでもかなえてやりたいと思っている。
    だから、挙式一週間前に彼女から「考えさせて」と言われて心底驚く。
    おれの何が不満なの?「メッセージ」
    式場も、ドレスも、料理も、新婚旅行も、新居も、全部彼女のいいようにさせてあげたじゃん!
    こーゆー男性、いますね、確かに。
    女性は共感し、男性は戸惑う作品かもしれません。
    でも今はこーゆー人減っていると思いたいです。

    東京で就職して、頑張って出世して、そのせいでいじめにあって職場をやめて実家に戻ってきた倫子。
    就職しなくちゃと思うけど、体が言うことを聞かない。
    フラッシュバックってやつ?
    そんなとき、東京で飲み友達だった到が倫子の田舎に転勤してくる。「帰ってきた夏」
    岡目八目と言いましょうか、倫子以外には到の行動の意味などバレバレなわけです。
    っていうか、結構あからさまに意思表示しているのに倫子は鈍い。
    「メッセージ」の祥一と倫子なら一生結婚できないな。

    「たからもの」では、ふしぎちゃんなぶたぶた家次女が大活躍。
    どんな人にも活躍の場があるのがこのシリーズのいいところ。
    あとがきで札幌のスイーツ店が3件紹介してあったのですが、このうち2件は今は閉店してしまっているようです。
    時の流れは厳しいなあ。

  • ほんとこんな洋菓子店あったら
    どんなに遠くても一度は行きたい!と思いながら読んだ。あーぶたぶたさんに会ってみたい。。

  • 近くにあったら絶対通ってしまう洋菓子店間違いなしですね!
    あとがきに、参考にしたケーキ屋さんが載っていたので、いつかいってみたいなぁ…
    高校生3人の結果も気になりますが、ぶたぶたさん指導なので、きっと素敵な結果になったことでしょう…!

  • 矢崎ありみさんが書かれている人気のぶたぶたシリーズですが、
    今回も人を中心とした素敵な内容でした。

    “森の中の洋菓子店「コション」は、町のスイーツ好きに大人気のお店だ。可愛いぶたの顔形をしたサクサクのマカロン、ほろほろと口の中で溶ける絶品マドレーヌ。ところが、そんな魔法のようにおいしいお菓子を作るパティシエの姿を見た人はいない。どこか秘密の場所で作っているらしいのだが…。心優しきぶたぶたが甘い幸せの輪を拡げてゆく、文庫書下ろしほのぼのファンタジー。”(「BOOK」データベースより)
    「ぶたぶたシリーズ」の主人公は"ぬいぐるみの山崎ぶたぶたさん"。
    ピンク色のぶたのぬいぐるみなのに動くだけではなくて、
    歩いて、しゃべって、仕事をしていて、料理が上手な優しい中年男性。
    綺麗な奥さんと可愛い娘さん二人とで生活していて、
    奥さんと娘さんはぬいぐるみではなく普通の人間。

    そんな"ぶたぶたさん"と知り合った人々は、
    心に抱えていた悩みや悲しみが徐々に薄れていき、
    ぶたぶたさんと知り合ったことで幸せになっていくというストーリー展開が一貫しています。

    ぬいぐるみが生きているという設定自体が奇抜なのですが、
    どうしてそうなったかということについては一切触れられていなくて、
    「ぶたぶたさんは、ぶたぶたさんだから」というキッパリとした割り切りが良いなと思います。

    今回はぶたぶたさんが洋菓子のパテシエとして登場し、
    いろいろな人がぶたぶたさんと出会い、
    それまで抱えていた悩みを徐々に解決してという内容です。

    ひとつひとつの話はぶたぶたさんが中心ではなく、
    ぶたぶたさんが出会った人々がそれぞれ主人公として物語が展開します。
    ぶたぶたさんを巡る短編が連なりながら、
    最後にはひとつの物語を形成しているという連作短編となっています。

    今回も心温まる物語詰まった素敵な一冊でした。
    気軽にホッと出来る、疲れた心に効くとびきりのサプリメントのような一冊。

  • バレーボール大の体、ピンとそり返った耳、点目のぶたぶたさん。今回はパティシエとして登場。
    焼き菓子を買いに行きたくなりました。

  • 読了 2018年8月13日
    読み終わりました。
    続きが気になる終わり方で、結果どうなったかなと。。
    優勝したらいいですね!
    考えた一つ一つのケーキ
    描写読んでたら、どれもこれも美味しそう。

    実際に見てみたくなるほど……
    たからもの気になりました☆

    それにコション行ってみたい
    マドレーヌもラスクも
    (ラスク好きなんです!)美味しそうだし
    ぶたの形をしたお菓子かわいいだろうな。。

    表紙もかわいいです////


    もう青春っていう感じのお話で、
    読んでる私もワクワクしました。

  • 今までと同じ短編集だけど、何となくいつもと違うような雰囲気を感じた短編集だった。もちろん、この雰囲気も大好き!!

  • 美味しいお菓子が食べたくなる
    ほっこりする

    このシリーズ好きだな

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著者プロフィール

一九六四年、埼玉県生まれ。八五年、矢崎麗夜名義で星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞し、八九年『ありのままなら純情ボーイ』で作家デビュー。主な著書に「ぶたぶた」シリーズ、「食堂つばめ」シリーズ、「NNNからの使者」シリーズ、『あなたのための時空のはざま』など。

「2022年 『おいしい旅 想い出編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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