saputaさんの感想
2021年8月6日
聡四郎と御広敷伊賀との闘い。
バンスライクさんの感想
2013年9月3日
竹姫付きとなった水城聡四郎は、吉宗の命で鏡を竹姫の元へ届けるがそこで刺客に襲われる。そして竹姫に対して嫌がらせが大奥で始まった。聡四郎への吉宗の期待が大きすぎるかな。吟味役の時みたいにサポート役が居ないしどうなるのか?伊賀との暗闘も相手がしたたかでちょっと面白くなってきた。なんと言ってもこの巻の主役は奥方の紅。今まで大人しかったが、前シリーズのおきゃんな紅が復活。啖呵や決め台詞が格好いい。ある台詞で某アニメのヒロインを連想したけど、そういうイメージか?(笑)ますます聡四郎の影が薄くなってきたな。
上田秀人 一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」 シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。 「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」