カササギたちの四季 (光文社文庫)

  • 976人登録
  • 3.28評価
    • (24)
    • (107)
    • (195)
    • (42)
    • (5)
  • 111レビュー
著者 : 道尾秀介
  • 光文社 (2014年2月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334766924

カササギたちの四季 (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 連作の短編集、殺人も強盗もないミステリー
    主人公の日暮が相棒の華沙々木の間違った推理を正しく導く?丸く収まるように物語の中でミスリードさせていく。
    全話に親子の絆が散りばめられて心温まるストーリーが。

    一部抜粋になるがこの表現が…
    どうして川は曲がって流れるのか?
    水が高いところを避けて通るからです。
    だから川は曲がりながら延びていく。右に左に凄く綺麗だと思いませんか?

  • 決してファンというわけではないのに読んでしまう道尾秀介。キムタク主演の月9ドラマのために書き下ろされた『月の恋人』に唖然呆然となった以外は結構好きです。実はなんたらでしたみたいなオチの作品も、笑ってしまうほど斬新で、嫌いじゃない。と思ったら、本作は、えっこれ道尾さん?とビックリ。

    リサイクルショップの店長・華沙々木(かささぎ)、その友人で従業員の日暮(ひぐらし)、店に入り浸る中学生・菜美が関わる、日常の謎よりはちょっぴり犯罪色もある事件を四季それぞれに。

    珍しく、明るく軽い。いつもの道尾さんを期待していると拍子抜けするかもしれない、普通にいい話。

    そんななか、よくこんな比喩を思いつくなぁと感心したのは、端正な顔を表現するのに「文庫本を伏せたようなくっきりとした鼻筋」。なるほど。あまりベタッと伏せてはなりませぬ(笑)。

  • 久しぶりの道尾作品、短編集。いわゆる日常の謎にカテゴライズされると思う。しかしながらさすが道尾作品、またけったいなというか、めんどくせーというか、独特のプロットで読ませてくれる。


    リサイクルショップの経営者カササギとリペア担当日暮、そして中学生の少女菜美の3人が事件に巻き込まれていく、というかカササギが進んで巻き込まれに行く、というのが流れ、で名探偵気取りのカササギは鋭いのかピントずれまくりなのか判別できない推理の上に真相を明かしてみせる…のだが、本当の真相は別の位相にあり、影の探偵日暮が真相究明と、カササギ用の真相お膳立てを並行して行うのである。日暮さんくたびれるよな~同情する。

    その心は少女菜美にとってカササギは名探偵であるべし、なる理由があるらしい。このプロットを思いついただけで道尾氏は日暮同様疲れてしまったか?

    長編におけるどんでん返しの妙を、普遍と感じてしまう読者には物足りないのではないか?そこそこよく出来てるとは思うものの、道尾氏に期待するハードルは高いのだ。自分はそれにプラスで連城作品の短編を読んだばかりなのだ。

    シリーズ化されるのだろうか?その前に映像化されそうかも?とも感じた。イケメン二人に美少女一人の組み合わせ、たくさんありそうだ。

  • リサイクルショップカササギを舞台に繰り広げれれるライトミステリー。
    個人的には道尾さんの作品はライトではない方が好きです。

  • 迷探偵カササギと振り回される助手の日暮君、住み着いた野良猫のような家出少女、悪どい住職などなどキャラクターがとても魅力的。
    ミステリーの中でも(作中の雰囲気や事件の内容が)ライトでするすると読み進められた。四季折々のさりげない情景描写も◎。
    人の薄暗い感情にスポットを当てつつ優しさや思いやりでまるっと包み込むまとめ方はお見事。

    続編に期待。

  • 201404/文章もライトで謎も複雑ではないけど、嘘に秘められた人が人を思う気持ちが切ない作品。ミステリという形式でこういう作品を作り上げるとはさすが道尾秀介。シリーズ化しそうな余韻を残してるのも楽しみ。

  • 「向日葵の〜」などが“重”道尾なら、本作は「ソロモンの犬」系の“軽”道尾ってところですかね。

    リサイクルショップを舞台にしたミステリで、四季になぞらえて全四章のお話。毎回和尚にロクでもない品を高く買わされ、トラブルに巻き込まれて華沙々木の勘違い推理が始まり、最終的に主人公が修正する、というパターン。

    その毎度おなじみ展開は「またかよ」というガッカリ感じゃなくて、今回は前回とどう違うんだろうという興味に繋がり、どちらかというと良い方向に作用していたように思います。

    個人的には道尾作品では「ソロモンの犬」が好みだということもあり、本作はなかなか楽しめました。大団円的なものはなかったので、続けようと思えば続けられる内容のように思います。いずれ続編が刊行されることを期待したいところ。

  • 「君を笑わせるために、僕は謎を解こう」リサイクルショップ・カササギ.どんな事件にも首を突っ込み,難事件を迷推理する店長の華沙々木と,不用品ばかり押し売りされる気弱な男,日暮.そして,そんなショップに入り浸る中学生の菜美.3人が巻き起こす心温まる連作ミステリー.とても面白かった.コミカルなのに,最後はしっかり切なさたっぷりの感動を与えてくれる.道尾さんってこんな作品だっけ?と良い意味で意外でした.文句なし,おススメです!!

  • 脳天気で間違いだらけの迷探偵と、憧れる女の子と、こっそりフォローする気苦労多いワトソン君。
    推理の二重構造と、三人の楽しいのに刹那さ感じる雰囲気が秀逸。
    シリーズ化キボンヌ。

  • 道尾秀介文庫最新刊。

    あわよくば事件に巻き込まれようとする自称名探偵のリサイクルショップ店長・華沙々木と普通とはちょっと違った理由で真実を求め謎を解き続ける副店長・日暮と愛ある嘘を隠す少女・菜美たちが出会う四季の事件の物語。

    個人的には冬の『橘の寺』が1番好きでした。
    この感じだとシリーズ化するのかな?

全111件中 1 - 10件を表示

道尾秀介の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
道尾 秀介
有効な右矢印 無効な右矢印

カササギたちの四季 (光文社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

カササギたちの四季 (光文社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

カササギたちの四季 (光文社文庫)のKindle版

カササギたちの四季 (光文社文庫)の単行本

ツイートする