新宿鮫 新装版: 新宿鮫1 (光文社文庫 お 21-16 新宿鮫 新装版 1)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334766986

感想・レビュー・書評

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  • 他のサイトでもファンが多いと書いてあったので、その第一弾(大沢作品は初めてなので、大沢作品デビュー作:笑)を購入。

    スピーディーな展開、文字数が他の作品と比較しても少ない方なので読みやすいと感じた。面白い。

    新宿鮫ってタイトルみて、ん?鮫?どういう事?思ったが、主人公の名前が鮫島だから。しかも過去に色々とやらかして、署内でも相棒を持たない一匹オオカミ。
    ハードボイルドの、ど真ん中行ってる(ハードボイルドの主人公って、なんでこんな一匹オオカミ多いんだろう:笑
    でもそれが、カッコ良くも感じる)

    ただ1つだけ挙げるとしたら、最初に刊行されたのが1990年なので電話は公衆電話、呼び出しはポケベルといった具合なので、その部分だけはどうにも馴染めなかった。

  • 小学館のポッドキャストで月村了衛先生が警察小説のエポックメイキング的な一冊として挙げていたのでこの機に読んだ。なるほどこれはハードボイルドを地で行く主人公鮫島筆頭にキャラクター造形がピカイチ。とはいえ展開、特に後半はご都合主義が過ぎるという印象が拭えない。もう少し必然性があるような描きかたができたのではと思うし、「エド」に関しては本筋に対して弱いし、あまりここまで描く意義を感じなかった。それよりも晶や桃井、木津の内面描写をしてくれた方が盛り上がったのでは、とも。

  • 他の方も書かれてますが、確かに時代背景の古さが随所に感じられます(ショルダーの携帯電話…バブルですね笑)
    個人的にはそういうところが結構ツボで、鮫島警部のハードボイルドさも(今の人からするとあんまり受けないのかもしれませんが)渋くてカッコいいなぁなんて思いました。
    映画化されてるみたいで、主演は真田広之さんなんですね、原作の鮫島のイメージにピッタリな気がします。

  • 鮫島かっこいい~ザ・ハードボイルド。

  • ついに読み始めてしまいました…
    先が気になって一気に読んでしまいました。

    • ヤスコ。さん
      マンガもあるみたいなんだけとね、知らずにドラマ観てる。先がよめる…と思いながらえ?違うかも…と(笑)
      つい観ちゃう!
      マンガもあるみたいなんだけとね、知らずにドラマ観てる。先がよめる…と思いながらえ?違うかも…と(笑)
      つい観ちゃう!
      2022/02/14
    • 松子さん
      ほぇー、ドラマなんだね⁉︎知らんかった!
      家族のチャンネル争いで勝てないから
      好きなドラマ見れないの(;_;)
      だから本かアマプラか映画なの...
      ほぇー、ドラマなんだね⁉︎知らんかった!
      家族のチャンネル争いで勝てないから
      好きなドラマ見れないの(;_;)
      だから本かアマプラか映画なの♪
      2022/02/14
    • ヤスコ。さん
      私もね、録画しても観たいときに観れないから、無料のTVerで観てる!(期限が1週間しかないのよね…)
      私もね、録画しても観たいときに観れないから、無料のTVerで観てる!(期限が1週間しかないのよね…)
      2022/02/14
  • 1990年に刊行された新宿鮫シリーズ(今現在も12作目が連載中)の記念すべき第一作にして、大沢在昌の処世作と言っても良いだろう。ずっと読みたいとは思っていたものの、未読のまま放っておいていて、たまたまご縁があって読んでみた。さすがに30年前の話なので歌舞伎町の風俗や公衆電話の数も今は昔の物語だが、当時を知っている人ならば、ノスタルジックに浸りながら違和感なく読める。北上次郎の解説も秀逸。機会があれば、『毒猿』も読む。

  • 若かりし頃ハマった刑事小説。

    久しぶりに読んだがやはり面白い。テンポ良く進む展開、緊張感のある描写、個性的な登場人物といった要素が相まって一気に読了してしまった。

  • 久しぶりに、がっつりした刑事ものを読んだ気がしたー
    もっと早く、読んでいれば良かった。

    新宿は、かなり細かい地図が私の頭の中にもあり、読んでいて楽しかった。

    読み終わった後、少しだけ鮫島ロスになって、早く次も読みたいな!と思ってしまった。

  • 実は、何度も読んでいる。大沢さんの他の作品を読むと、次にどうしても一度、コレに戻りたくなってしまうのだ。

    初めて読んだときは、大げさではなく、ある種の衝撃を受けた。

    ハードボイルドや警察小説を読みだす原点。晶や信頼できる上司との出会いが胸にしみる。

  • 今までずっと気になっていて、図書館で見つけてやっと読めた。
    警察庁にエリート採用されたけれど、過去にいろいろあって、現在は一匹狼でやっている主人公のはなし。
    話の視点が、主人公以外のところでの視点が2つくらいあってどうかかわってくるんだろうと思うところが何箇所かあって、「そうゆうことか」って分かったところと、結局分からなかったところとあった。
    1冊ですべての背景が分かったわけではなくて、シリーズで読んでいくことで、だんだん分かってくるのかな?
    内容としては読みやすかったので、気分転換の読書としてはちょうどいいかな。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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