CIRO: 内閣情報調査室 (光文社文庫 は 32-2)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334767303

感想・レビュー・書評

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  • 内閣情報調査室が登場する小説が読みたくて買った。内調は大沢在昌氏の新宿鮫シリーズとかによく登場する。公安警察とか公安調査庁とかと混同されるが全くの別組織。
    内容は政界、経済界を巻き込むスキャンダル事件。面白く読めるが、登場人物の誰が何だったのかすぐに混乱する。表紙に主要登場人物が記されているが、全然足りないのである。あれっこの人誰だっけ?と思いながら強引に読み進めた。

  • 物語としては、ブラックジャーナリストの殺害を偶然情報屋として使っていた内調の主人公が真相に迫っていくもの。
    真相に迫るにつれ、背後にある政争、利権の奪い合い、が明らかになっていく、
    実際に起きた郵政民営化に準えたストーリーは、現実世界で蓋をされた真実を暴こうかとしている様でもある。
    登場人物の中では、殺された戌井の元上司の古賀がとても印象に残った。
    反対に、戌井の恋人である川野は、戌井殺害後のキーパーソンで物語を引っ掻き回し、何かを起こしそうな期待があったが、最後の展開は少し期待外れだった。
    作者は、この物語に想い入れがあると記しており、その一言も、この物語をどう捉えるかのスパイスになっている。

  • 大変面白く読めました 只 公安絡みの小説は
    何かスッキリしない終わり方ですが それでも
    好きなジャンルです。最後は人間臭く 私的には満足です

  • 公安の牢名主(転落キャリア)が動くが
    意外と小さな犯人が多い

    2015.10.16
    2017.02.06 再読
    9割覚えていなかった(笑)

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著者プロフィール

一九四九年生まれ。高知県出身。関西大学法学部卒。二〇〇〇年、『公安捜査』で作家デビュー。同シリーズの他、「捌き屋」「男の詩」「CIRO︱内閣情報調査室」「麻布署生活安全課 小栗烈」シリーズ、『禁忌』『烏合』など著書多数。

「2020年 『捌き屋 行って来い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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