暗号名ブルー (光文社文庫 き 1-55)

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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334767372

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  • 140627

  • 小泉柊一は暗号名ブルーとして暗躍する秘密諜報員。
    海の上で行われる不当な取引や密入国の阻止ご彼の主な任務だ。
    ある日。カツオの群れを狙って釣りに出た柊一は、大型の貨物船から飛び降りた女性を助ける。彼女は誰かに追われているらしい。
    行きがかり上、彼女を守ることになった柊一だったが、彼女の存在が彼自身の何かを変えていくことになる。

    2014年6月18日読了。
    ここのところ、長編といえばヒロインが活躍することの多かった喜多嶋作品ですが、久々に男性が主人公の物語です。
    喜多嶋さんだからこそ書ける、海上のハードボイルドな世界。
    その上で、過去に心に傷を負った一人の男性が新たに歩き出すまでの再生の物語でもあり、ラストはほろりとさせられました。
    シリーズ化は難しいかもしれませんが、この路線での新作がまた読めたら嬉しいですね。

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著者プロフィール

5月10日東京生まれ。コピーライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞し作家に。スピード感溢れる映像的な文体で、リリカルな物語を描き、多くの熱烈なファンを獲得している。近作は『地図を捨てた彼女たち』『みんな孤独だけど』『かもめ達のホテル』『恋を、29粒』『Missハーバー・マスター』(すべて角川文庫)、『海よ、やすらかに』(株式会社KADOKAWA)など。湘南・葉山に居を構え執筆と趣味の海釣りに励む。

「2022年 『潮風メニュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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